ウィルソンが史上初の3Dプリント製エアレスバスケットボールを発表
イリノイ州に本社を置く米国のスポーツ用品メーカー ウイルソン(Wilson)は、史上初の3Dプリント製エアレスバスケットボールを開発し、NBAオールスターゲームの「2023年 At&Tスラムダンクコンテスト」の1回戦で、ヒューストン・ロケッツのKJマーティン選手により世界初披露された。
WILSON INTRODUCES FIRST-EVER 3D AIRLESS PROTOTYPE BASKETBALL DURING 2023 AT&T
ウィルソンの研究チームは、シカゴにある自社のイノベーションセンターで3Dエアレスバスケットボールをデザインし、General Lattice(設計サービス)、DyeMansion(着色と仕上げ)、EOS(3Dプリント)などの主要なパートナーと共に試作品を完成させた。
パネル状の8つの黒色シースルー格子で構成されている世界初の3Dプリント製バスケットボールは、重量、サイズ、リバウンド(跳ね返り)など、バスケットボールの規定性能スペックにほぼ適合しており、実際にプレイすることができる。この3Dエアレスプロトタイプバスケットボールは、ウィルソンとNBAが共有するイノベーションへの意欲を示すものであり、ウィルソンのNBA公式試合球には変更はなく、現在使用している革素材、8枚のパネル構成、性能仕様が継続される。
WILSON INTRODUCES FIRST-EVER 3D AIRLESS PROTOTYPE BASKETBALL DURING 2023 AT&T
ウィルソンのチームスポーツ担当ゼネラルマネージャーであるケビン・マーフィー氏は「ウィルソンが、スポーツイノベーションに継続的に取り組んでいることを体現した3Dエアレスプロトタイプバスケットボールを発表できたことを大変誇りに思っています。これは、私たちのチームがバスケットゲームにどのように取り組んでいるか、そして私たちが世界一のバスケットボール会社であるかを示す一例に過ぎません」と述べている。
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