スコットランドに英国最大のコンクリート製3Dプリント構造物を設置

スコットランドのM8高速道路に、英国最大となるコンクリート製3Dプリント階段を設置

英国の大手建設および不動産サービス会社 BAM Construction と、オランダのコンクリート3Dプリンティングのスペシャリスト Saint-Gobain Weber Beamix(以下 ウェーバー ビーミックス)は共同で、スコットランドのM8高速道路に架かる歩道橋に、英国最大となる3Dプリントされたコンクリート階段を設置した。

3Dプリントされた階段を所定の位置へ設置

この種の構造物としては英国最大となるこの3Dプリント製階段は、ウェーバー ビーミックスの工場で安定的に3Dプリントされた後、現場に設置された。
3Dプリントされた階段は、従来のコンクリート構造と同等の強度を有しており、制御された環境下で生産されるため、天候や現場のリスクによって中断されることが無い。また、従来の金型を使用した物と異なり、材料と二酸化炭素排出量を削減するだけでなく、金型の使用を最小限に抑えることで、人件費などのコストを抑えることができる。

2019年、ウェーバー・ビーミックスとBAMは提携してオランダのアイントホーフェンに、コンクリート3Dプリント専用施設を設立。その2年後の2021年には、長さ29メートルの世界最長自転車専用コンクリート3Dプリント橋を建設し、オランダのヘルダーラント州にあるナイメーヘン市に設置した。
関連記事:世界最長コンクリート3Dプリント橋が落成

Weber Beamixの3Dプリント工場


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