米海軍、交換用部品を数時間で3Dプリント

米海軍の3Dプリント技術部門が交換用レーダー部品をわずか数時間で設計・3Dプリント

米海軍は、フロリダ州メイポートにある南東地域メンテナンスセンター(SERMC)の3Dプリント(AM技術)の専門家が、バルカン砲と捕捉・追尾レーダーを組み合わせた近接武器システム「MK 15 Phalanx Close-in Weapon System(以下 CIWS)」のモーターを交換するために使用されるアルミニウム装置を3Dプリントした。

SERMCは、従来の射出成形で作られた部品に代わり、米海軍のアーレイ・バーク級駆逐艦USSファラガット(DDG-99)に装備されるCIWSの交換部品に3Dプリント技術を使用することになった。AMコーディネーターの機械工主任であるニコラス・ハインリッヒ氏は、これまで使用されてきた射出成形部品を約40分でリバースエンジニアリングし、そこから約2時間ほどで新しい交換用部品を3Dプリント。

3Dプリントされた部品は、装備後から数週間問題なく稼働しており、3Dプリント部品が、必要な時に迅速に設計・製造できただけでなく、射出成形部品よりも優れていることを証明した。

USS Farragut DDG-99

SERMCの司令官であるジャスティン ダウド大尉はこの成果について「私たちは、臨海部の顧客が迅速に何かを必要とする場合、3Dプリント技術を利用して、短時間で高品質のソリューションを戦闘員に提供できることを実証しました」と述べている。


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