トヨタ自動車、3Dプリンタ導入でコスト削減を実現

トヨタ自動車、ポーランド工場にZortrax社製3Dプリンタを導入しコスト削減を実現。

ポーランドに拠点を置く3Dプリンタメーカー企業である Zortrax(ゾートラックス)は、世界販売ランキングトップのトヨタ(TOYOTA)が、ポーランドの自動車製造業務にゾートラックス社製3Dプリンタを導入した事例を発表した。

トヨタは、ZortraxのLPD(Layer Plastic Deposition)M300 Plusプラットフォームを使用して、自動車エンジンの製造に不可欠なさまざまな試作品、治具、組み立てツールを製造。また、プロトタイプを基に最終コンポーネントを3Dプリントしたり、大型の部品には他の産業用3Dプリントシステムも使用しているという。

トヨタが3Dプリンタを活用していることについて、ポーランドのイェルチにあるトヨタのエンジン工場の積層造形(AM)エンジニアWhukasz Kondek氏は次のように説明している。「3Dプリントはオンデマンドで用意できるため、スペアパーツをストックしておく必要がありません。デザインも自由に最適化できますし、金型部門や外部の下請け業者が、私たちの課題に取り組むためのリソースを確保するまで待つ必要もなく、リードタイムは、数週間から数日、場合によっては数時間にまで短縮されました。」
Kondek氏によれば、入社した4年前からトヨタは3Dプリンタを利用していたが、Zortraxの技術を採用して以来、同社の社内加工能力は劇的に向上したと指摘。トヨタのエンジン工場では、下請けに発注していた3Dプリント治具の95%以上をLPDベースの3Dプリントシステムでまかなえるようになったという。
内製化によりコスト削減が図れるだけでなく、トヨタ自動車のサプライチェーンが効率的に管理できるようになり、設計工程をより直接的にコントロールできるようになった。

ポーランドのイェルチにあるトヨタのエンジン工場

トヨタは、2022年に欧州の自動車販売台数が11%減少する中、欧州自動車市場におけるトヨタのシェアは7.3%に拡大し、同社にとって過去最高となった。これには、トヨタの欧州EV販売台数が前年比14%増となることも含まれている。


関連記事

3DP id.arts の最新投稿をお届けする「Newsletter 3DP id.arts」への登録はこちら

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でid.artsをフォローしよう!

     

ページ上部へ戻る