Stratasysが実施する本格的な3Dプリンティング教育カリキュラム

Stratasysが14週間にも及ぶ実践的な3Dプリンティングカリキュラムを実施!

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つい先日、Autodeskによる学生向け3Dソフトの無償公開『Autodeskが6.8億人の学生に3Dソフトを無償提供』に関する情報をお伝えしたばかりですが
今回ご紹介するのは、3Dプリンタ大手Stratasysが実践する教育プログラムです。将来を担う優秀な人材の教育が急務とされる中、Stratasysは、未来の有能なエンジニア教育のため、より実践的な教育プログラムを公開しました。

Stratasysが提案するこの教育プログラムは、米国やシンガポールなどの一部の教育機関で既に導入されており、今後益々拡大すると予測されています。
同カリキュラムは、3Dプリンティング技術の基礎から3D設計・CADに関するノウハウだけに留まらず、3Dプリンティング技術を中心としたモノ造りの基礎やプログラミング、更に流体力学やサウンドプリンティングなど、中高生が学ぶとは思えない程の高度な内容。有能なエンジニア教育に必要と思われる総合的な学習を14週間に渡り習得するプログラムとなっています。

このハンズオンでは、より実践的なカリキュラムを受けることで、即戦力となる人材の基礎教育を子供達に与えることを目的を要しています。当然、これだけ充実したプログラムを一般の教育者が習得し、適格に指導することは容易ではありません。その部分の負担をStratasys側が実践的なカリキュラムとして提供することで、正しい教育指導を実践する形になっています。

日本国内でここまで本格的な教育プログラムが実践される日は、いつ頃になるでしょうか…。

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世界最大の3DCADコミュニティ「GrabCAD」も傘下に収め、同分野の拡充を展開するStrayasys。同社にとっては、有望な技術者を教育することは将来的に自社にとって大きな利益に繋がる伏線となるのでしょう。

このカリキュラムを経て、生徒たちは以下のようなことを習得できるとしている

  • 単一のプリントで完全に機能する可動部品を製造できること
  • 製造分野における現在および新しい3Dプリンティングアプリケーションへの理解
  • 様々な3Dプリンティング刷技術の利点と限界を理解する
  • シナリオを評価し、3D印刷技術の適切な使用を推奨
  • 時間とコストを節約するための3次元印刷技術を適用する機会を特定する

本カリキュラムの概要

Units 1-8

  • ユニット1:コース紹介
  • ユニット2:3Dプリンティングの基礎
  • ユニット3:メッシュとは?
  • ユニット4:Ctrlキー+ P(3D CADファイル変換プロセス)
  • ユニット5:クローズギアシステムパートI
  • ユニット6:クローズギアシステムパートII
  • ユニット7:ダイナミックサーフェスとチェーン
  • ユニット8:モノづくりの未来

Units 9-14

  • ユニット9:中間試験
  • ユニット10:4Dプリンティング
  • ユニット11:パラメトリック·デザイン
  • ユニット12:プロトタイププリンティング
  • ユニット13:3Dプリンティングとテスト
  • ユニット14:最終プレゼンテーションとデモンストレーション

Extra Units

  • ユニットA:サウンドプリンティング
  • ユニットB:流体力学
  • ユニットC:ポストプロセッシング
  • ユニットD:FACTORY OF TOMORROW
  • ユニットE:フィールドトリップ
  • ユニットF:3D製造と環境規制等

カリキュラムの入手、詳細は以下をご参照ください。
http://www.stratasys.com/industries/education/educators/curriculum/introduction-to-3d-printing

 

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