Stratasys炭素複合材3Dプリンタ『Fortus 380mc CFE』リリース

Stratasysは7万ドルで購入可能なカーボン複合3Dプリンタ『Fortus 380mc CFE』をリリース

米国ミネソタ州に本拠を構える3Dプリンタ最大手Stratasysは、カーボン複合材料に対応した新型3Dプリンタ「Fortus 380mc Carbon Fiber Edition(以下 Fortus 380mc CFE)」をリリースした。

自動車産業、航空宇宙産業では、従来のラピッドプロトタイプ用途から最終部品製造へと3Dプリンタの活用範囲が拡大している。これらの用途において、軽量かつ耐久性の高いコンポジット部品の需要が高まっており、カーボン繊維で充填された複合材料に対応した3Dプリンタの需要は、益々広がりつつある。

工業用FDM方式3Dプリンタを数多くラインアップするStratasysが新たに追加したFortus 380mc CFEは、35%のカーボン繊維を混合したナイロン「FDM Nylon 12CF」と「ASA」の二つの材料専用機となっており、従来製品よりも価格を大幅に抑えた70,000ドル(約770万円)で販売される。


Stratasys Nylon 12CFでプリントされたTeam Penskeのレーシングカー用カスタムミラー

355×305×305mmの造形エリアを有するFortus 380mc CFEは、ナイロン12CF材料を0.254mmピッチ(ASAは0.127mmまで対応)でプリント。複雑な形状の造形をサポートするため、モデル材料と共に水溶性サポート材料をプリントすることが可能。

Fortus 380mc Carbon Fiber Edition スペック

  • 本体サイズ:129.5×90.2×198.4cm
  • 造形エリア:355×305×305mm
  • 材料:ASA(10色)、FDM Nylon 12CF(黒のみ)
  • レイヤー厚
    ASA:0.33mm、0.254mm、0.178mm、0.127mm
    FDM Nylon 12CF:0.254mm
  • ネットワーク:10/100 base T
  • 電源:208VAC 3 phase, 50/60 Hz, 18 Amps
  • OS:Windows 7 以降

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