- 2014-10-8
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Diamond Plastics よりリリースされた粉末系材料はポリプロピレン素材
以前お伝えした「Ice1」のように、SLS方式(粉末焼結系)の特許期限切れに伴う低価格SLS機種の登場が続いています。
従来のナイロン(ポリアミド)や金属系素材に加え、新たにDiamond Plasticsからリリースされたレーザ焼結機用材料は、ポリプロピレン素材。
食用プラスチック容器や、薬品容器などにも多用されるPPベースの粉末材料がSLS機器で利用できるようになれば、今後の3Dプリンティング素材として大いに期待できそうですね。
ダイヤモンドプラスチックスの Laser PP CP 22 whiteは、現行のレーザー焼結機器での使用が前提になっているそうなので、新たに専用ハードの準備を必要とせず利用が可能。また、粉末材料の最大粒径は90μmであり、100μm単位の高精細な造形にも対応。
同材料はダイヤモンドプラスチックス社より20キロ単位から購入可能になっているそうです。
図は、同素材で造形されたiPhoneケース
ポリプロピレンとは(Wikiより)
ポリプロピレン (polypropylene) 略称PPは、プロピレンを重合させた熱可塑性樹脂である。工業的に入手可能であり、包装材料、繊維、文具、プラスチック部品、種々の再利用可能な容器、実験器具、スピーカーコーン、自動車部品、紙幣など幅広い用途をもっている。汎用樹脂の中で比重が最も小さく、水に浮かぶ。強度が高く、吸湿性がなく、耐薬品(酸、アルカリを含む)性に優れている。しかし、染色性が悪く、耐光性が低い為、ファッション性の高い服地の繊維用途には向かない。汎用樹脂の中では最高の耐熱性である。
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