宇宙空間に3Dバイオシステム施設を開発

Redwire Space、3Dバイオプリンティング施設開発に1400万ユーロを調達

ミッションクリティカルな宇宙ソリューションと次世代宇宙経済のための宇宙インフラのリーダーである Redwire Corporation(以下 レッドワイア)の子会社 Redwire Space NV は、欧州宇宙機関の探査計画から1400万ユーロの資金提供を受けて、3D-BioSystem施設の設計、開発、認定を行うことを発表した。

レッドワイアの広範で多様な機器とサービスは、微小重力下での研究を行う政府機関や関連産業の顧客によって使用されている。新たに開発される3D-BioSystem施設は、最新の3Dバイオプリンティング技術を活用して様々な実験を維持するためのモジュール式で強力かつユニークなシステムを提供。このシステムには、3Dバイオプリンター、3D細胞培養ユニット、インキュベーターが含まれる予定で、軌道上でサンプルを作成し、現場で処理したり地上に返送することができるようになる。

微小重力下で器官のような組織をプリントする3Dバイオプリンター「BioFabrication Facility(BFF)」は現在、ISS上で稼働している。この調査はレッドワイアとUniformed Services University of the Health Sciences Center for Biotechnologyとの共同プロジェクト「BFF-Meniscus-2」という調査で使用されている。この調査では、米国の軍人に最もよく見られる整形外科的な損傷の一つである半月板損傷の治療に役立つかを研究しており、人間の膝の半月板をプリントするために使用されている。


関連記事

3DP id.arts の最新投稿をお届けする「Newsletter 3DP id.arts」への登録はこちら

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でid.artsをフォローしよう!

     

ページ上部へ戻る