ジュエリー製造向け3Dプリンティングソリューション「ProJet MJP 2500W Plus」

3D Systems、ジュエリー製造向けの新しい3Dプリンティングソリューション「ProJet MJP 2500W Plus」を発表

米国サウスカロライナ州に本拠を構える3Dプリンタメーカー 3D Systems は、3Dプリントジュエリーワックスパターンを高速および高精度で生産することに特化して設計されたジュエリー製造向け3Dプリンティングソリューション「ProJet MJP 2500W Plus」の発売を発表した。

この新しいソリューションは、ジュエリー業界固有の要件を満たすことに特化して設計されており、高解像度の100%ワックス鋳造パターンを数時間で生産できる。さらに、新しい高解像度プリントモードにより、クラス最高の滑らかなピュアワックス鋳造パターンを実現。これにより、仕上げが少なくて済むため、貴金属の廃棄量が減少。複雑な形状を含むジュエリースタイルの迅速かつコスト効率に優れた作成、反復、および生産が可能となる。

大量生産のための高解像度100%ワックス鋳造パターン

手作業による研磨の要件は、人材と材料の両方のリソースに多大な負担をかける可能性があり、収益性にマイナスの影響を与えかねない。この課題を克服するため「ProJet MJP 2500W Plus」には新しいZHDプリントモードが搭載されており、ワックス材料の消費量を増やすことなく、垂直解像度を最大2倍向上させることができる。結果として得られる高品質の表面仕上げにより最終部品の手作業による研磨の必要性が減るため、金の損失を最小限に抑え、収益性にプラスの影響をもたらす可能性がある。

「ProJet MJP 2500W Plus」は、VisiJetワックス材料、3D Sprintソフトウェアで構成されるジュエリー鋳造向けの包括的なマルチジェットプリントソリューションにより、現行のソリューションと比較して、スループットが最大25%向上しており、ジュエリーを大量生産するための超微細で精密な100%ワックス犠牲鋳造パターンを迅速かつ一貫して生成できる。

VisiJetワックス材料は、標準的な鋳造ワックスと同様に溶融するため、鋳造時の灰分量がゼロで、細微なフィーチャの処理や鋳造に対する耐久性に優れている。また、高コントラストな色により、細微なディテールを簡単に視覚化できる。


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