ENTINA3D、テキストから瞬時に3Dモデルを生成する「Poloprint Cloud AI 2.0」を発表
中国の3Dプリンタメーカー ENTINA3D は、AIを活用した新たなプラットフォーム「Poloprint Cloud AI 2.0」を公開した。このツールは、テキストから3Dモデルを生成する機能や画像から3Dモデルを生成する機能を備えており、ENTINA3Dの「TINA2S」3Dプリンタと連動させることで、3Dモデルのデザインから造形開始までの工程をわずか数分に短縮できる。
「Poloprint Cloud AI 2.0」は、写真や簡単なスケッチなどの画像データをアップロードするだけで、高精度かつ3Dプリント可能なモデルを1分足らずで生成できる。また、アルゴリズムの進化によって、単純なテキスト入力から複雑な形状の3Dモデルを生成することも可能で、たとえば「2つの取っ手が付いたクラシックな銅製マグカップ」と入力すると、細部までリアルに表現された3Dモデルを作り上げることができるという。
さらに「Poloprint Cloud AI 2.0」は、ENTINA3Dの3Dプリンタに直接接続され、ワンクリックでプリントが可能となっている。ユーザーはスマートフォンやPCから寸法やスタイルを手軽に調整し、Wi-Fi経由でデータを送信できるため、複雑なファイル変換を省略してスムーズに出力を開始できる。
このような簡素化されたワークフローは、家庭での利用や子ども向けのSTEM教育にも適しており、様々な用途に活用できる。同社は、今後も家庭向け3Dプリントのハードルを下げるとともに、モデルの自動最適化や設計不備の修復など、AI機能をさらに強化していく方針を示している。
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