職人技を3Dプリントで再現する次世代インソール

職人が培ったインソール製作技術をデジタル化し、3Dプリンターによる格子構造で部位ごとの硬さと通気性を両立

群馬県高崎市に本社を構え、靴とインソールの専門企業として足の健康を支えてきた楽歩堂は、職人の技術と3Dプリント技術を融合した新型インソール「NEXT STRIDE(ネクストストライド)」を開発し、2026年11月4日からクラウドファンディングを開始した。
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従来のオーダーメイドインソールは、職人が素材を削り出し、一人ひとりの足に合わせて仕上げる製法が中心で、製作できる数量や提供できる地域に限界があった。そこで同社は、長年培ってきた足の形状や荷重のかかり方に関する知識をデジタル設計に取り込み、3Dプリンターによる製造方法へと発展させた。
同社現在、高崎本店に3Dプリンター2台を導入し、1台あたり約1時間で1枚、1日最大8枚を製作できる体制を整えている。

「NEXT STRIDE」の大きな特徴は、内部に細かな格子を立体的に配置した「ラティス構造」にある。素材にはゴムのような弾力性と樹脂の丈夫さを兼ね備えたTPU(熱可塑性ポリウレタン)を採用し、格子の密度や形状を変えることで、一枚のインソールの中に硬い部分と柔らかい部分を作り分けている。これにより、足を支える部分には適度な硬さを持たせ、柔軟性が必要な部分にはしなやかさを与える設計が可能となった。さらに、格子の隙間が空気の通り道となり、熱や湿気がこもりにくい構造も実現している。

製品は、軽快な動きを重視した「BASE」、長距離ランニング向けに土踏まずからかかと周辺の支持構造を強化した「CORE」、長時間の歩行や立ち仕事を想定した「WALK」の3モデルを展開。いずれも3Dプリント技術による構造設計を生かし、用途に応じた履き心地を追求している。
また、3Dプリンターによる受注生産の利点を生かし、通常展開する22.5〜29.5cmに加えて、20.0〜22.0cmおよび30.0〜32.0cmのサイズにも追加料金なしで対応。これまで適切なサイズを見つけにくかった利用者にも選択肢を広げる。

「NEXT STRIDE」のクラウドファンディングは「MOTION GALLERY」で2027年1月29日まで実施し、目標金額は60万円。通常価格22,000円(税込)の製品を、1ペア20,900円(税込)から提供する。


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