Nexa3DがEssentiumを買収

Nexa3DがEssentiumの買収を発表、製品ポートフォリオに高速押出システムを追加

超高速ポリマー3Dプリンタメーカー Nexa3D は、3Dプリンティング業界の急成長企業として、産業用高速3Dプリンタと材料を製造販売する Essentium の買収を発表した。この戦略的な買収よりNexa3Dは、市場の拡大と収益の多様化を図ると同時に、製品ラインナップに高速押出(HSE)技術を加えることになる。

Nexa3Dは、高い生産性、精度および材料の柔軟性を特徴とする超高速3Dプリントシステムを提供しており、全世界1200以上の顧客に採用されるなど急成長を遂げている。最近では、XYZprintingのSLS部門の買収やHeadmade Materialsとの戦略的パートナーシップにより、金属積層造形における能力を拡大している。一方、Essentiumはその広範な材料ポートフォリオに高速3Dプリントシステム、独立デュアル押出機(IDEX)で業界に名を馳せており、特に、航空宇宙、軍事、防衛分野に多くのソリューションを提供している。
関連記事:XYZprinting、3Dプリンタ事業撤退

この買収の目的は、樹脂、SLS、そして今回発表された高速押出を含む複数の超高速技術にわたる工業生産能力を拡大することにある。 Nexa3Dの超高速3Dプリンティングにおける専門知識と、Essentiumの熟練した高速押出技術の組み合わせにより強力な生産技術が誕生し、将来的には、航空宇宙、防衛、医療、消費材に至るまで、あらゆる業界に利益をもたらすとしている。

Nexa3Dの共同創設者であるAvi Reichental氏は「EssentiumチームをNexa3Dファミリーに迎え入れることを楽しみにしています。この買収は、3Dプリンティング技術の限界を押し広げるという私たちの揺るぎないコミットメントの証です」と述べている。また、EssentiumのBlake Teipel CEOは「私たちの共有するビジョンにより、以前は不可能と考えられたものを創造できるようになるでしょう」と期待を示している。

この買収は、株主や規制当局の承認を経て今年末までに完了する予定となっている。

Nexa3D製品の導入に関するご相談はこちらから


関連記事

3DP id.arts の最新投稿をお届けする「Newsletter 3DP id.arts」への登録はこちら

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でid.artsをフォローしよう!

     

ページ上部へ戻る