大型3Dプリンタ「Massivit 10000」

Massivit 3D、Formnextで大型3Dプリンタの新モデル「Massivit 1000-G」を発表

イスラエルに拠点を置く大型3Dプリンタメーカー Massivit 3D は、ドイツのフランクフルトで開催された世界最大級の3Dプリンティング展示会「Formnext 2022」で、同社の最新大型3Dプリンタ「Massivit 10000-G」を発表した。

同社の「Cast In Motion」技術をベースにした「Massivit 10000」は、自動車、鉄道、船舶、防衛、バス用品、スポーツ用品などのさまざまな市場向けに、複雑な金型、マンドレル、マスターツール、ジグ、フィクスチャなどのデジタル生産に向けたモデルで、工業用金型を数日で直接鋳造することにより、従来の金型製造工程を効果的にスピードアップさせる。

最新モデルとなる「Massivit 10000-G」は、Massivit 10000と同様の複合材製造アプリケーションの選択に加え、Massivit 3DがこれまでGel Dispensing Printing製品群でしか使用できなかった、硬化が速く高速造形が可能なモデル材「Dimengel」材料へのアクセスを可能にする新機能を提供。この新機能により顧客は、カスタム製造や機能プロトタイピングを直接行うことができるようになり、ビジネスサービスの範囲を大幅に拡大することができるとしている。
10000-Gは、反応射出成形、樹脂トランスファー成形、熱成形のための金型アプリケーションを可能とし、Dimengelの材料は、難燃性、高精細生産、廃棄物削減などの重要な業界標準を満たしている。

Massivit 3Dは、新型機と共に新しい高衝撃3Dプリント材料「Dimengel 400」を発表。Dimengel 400は、これまでで最も丈夫で強い材料であり、機能的なプロトタイプ、ジグ、フィクスチャーと共に大型で硬いエンドパーツの作成に適している。この材料は、同等の高性能ダイメンゲル材料の2倍の耐衝撃性と高い偏肉温度(HDT)など、優れた機械的特性を備えており、耐熱性の高い大型部品の製造を可能にする。


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