- 2025-7-22
- 教育・教材・電子工作, 最新情報
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戸田市×コクヨ、3Dプリンター活用の教育改革プロジェクト「戸田型PBL」
文房具・オフィス家具大手コクヨは、埼玉県戸田市教育委員会および富士電機ITソリューションと連携し、戸田市立美女木小学校にて実施している「戸田型PBL(課題解決型学習)」の実証事業に関するレポートを公開した。
「わくわくラボ」の様子
本プロジェクトは、未活用となっていたPC教室を「わくわくラボ」として再設計し、STEM教育に対応した柔軟な学習空間を創出するもので、ICT機器や高速3Dプリンターなどを導入し、子どもたちの主体的な学びを支援する教育環境の構築を目的としている。
「わくわくラボ」では、既存のメディアルームを活用し、コクヨ製の可動式家具(Any wayシリーズ)を中心に、テクノホライゾン社の電子黒板やモバイルディスプレイ、Crealityの高速3Dプリンター、AI追尾カメラやプレゼン支援ソフトなど、最先端のICTツールを導入。これにより、「プロジェクトワーク」「プレゼンテーション」「自学習・コミュニケーション」といった多様な学習スタイルに対応可能な空間を実現した。
授業スタイルや学び方に合わせたレイアウト変更の様子
2024年度には、国語・算数・理科・社会・図工・外国語・道徳など、計278コマの授業がこの「わくわくラボ」で展開され、教科横断的な活用が進んだ。実証の第一段階として、教職員および児童に対するアンケートを実施し、その有効性と教育現場での反応を可視化。レポートでは、教室の構想から設計、実際の授業での様子、生徒の声までを詳細に紹介している。
実証レポートはこちら
https://www.kokuyo-furniture.co.jp/manabi/casestudies/case-000391/
本レポートは、3Dプリント技術やICTを活用した次世代教育のヒントを探る上で、STEM教育やPBLに取り組む教育関係者にとって有益な事例となるだろう。
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