ハンディー型カラー3Dスキャナー「IREAL M3」販売開始
SCANTECHの日本正規代理店であるAPPLE TREEは、ハンディー型カラー3Dスキャナー「IREAL M3」の販売を開始。本製品は、データ取得と処理のためのソフトウェアが付属した3Dスキャナーで、基本精度は最大0.1mm、空間精度は最大0.25mm/mという高精度な3Dデータ取得が可能。これにより、準工業シーンでの3Dデータ取得ニーズに応え、より正確なデータ分析と製品開発を実現する。
デュアル赤外線レーザー3Dスキャナー
「IREAL M3」は、赤外線平行レーザーと赤外線VCSEL構造光の2つの光源を採用。赤外線平行レーザーは、様々なサイズや素材(黒色や反射を含む)のオブジェクトをスキャンすることが可能で、赤外線VCSEL構造光は、人体や中・大型オブジェクト(30cm以上)のスキャンに適している。これらの光源により、研究室や現場で様々なオブジェクト(インダストリアルデザイン製品、自動車改造部品、美術品、肖像画、人体)をスキャンすることができる。スキャンしたオブジェクトの3D情報はスムーズに取り込まれ、標準フォーマットの3Dデータ(.asc, .ply, .stl, .obj)として出力できる。さらに、サードパーティー製の後処理ソフトウェアとの互換性により、3Dプリントや製造のためのデータ修正やリバースエンジニアリングが可能となる。
暗い色と明るい色への適応性
カラーレーザーと比較して、赤外光源(不可視光)は異なる色の表面に投影された場合でも、吸収されにくい特性を持っており、よりスムーズで快適なスキャン体験を提供する。「IREAL M3」は、構造光に独自のデコーディングアルゴリズムを搭載しており、色のコントラストが高いオブジェクトのスキャンに最適化されている。さらに、様々な色への高い適応性を持つため、暗い色や明るい色のオブジェクトを3Dスキャンする際には、全体的な露光を可能な限り自動的に補正し、シンプルでスムーズな3Dスキャンを実現する。
マーカーレススキャン
オブジェクトが凹凸のある形状を持ち、特徴的なテクスチャーがある場合、その形状とテクスチャーを基に位置を調整しながら直接スキャンが可能。マーカーなしで、ボタン一つでスキャンを開始できるため、現場での作業が効率的に行える。
ハイブリッドアライメントモード
オブジェクトの表面が滑らかで特徴が少ない場合でも、ハイブリッドアライメントモードを使用することでスキャンが可能になる。このモードでは、スキャンが難しい部分にマーカーを貼り付け、これを参照点として位置合わせがスムーズに行える。
よりスムーズで簡単な操作性
最大580×550mmという広範囲な視野により、中型から大型のオブジェクトを迅速かつ正確にスキャン可能。さらに、最大720mmの深い被写界深度と優れた操作性により、手間をかけずにスキャンを開始することができる。
サードパーティー製の商用ソフトウェアとの互換性
IREAL M3に付属する3Dスキャンソフト「IREAL 3D」は、高精度、リアルカラー3Dデータ取得、リバースエンジニアリング設計、3D測定解析の4つの側面において、サードパーティー製の以下の商用ソフトウェアに対応。
- リバースエンジニアリング設計:Geomagic Design X、QUICKSURFACE、Mesh2Surface用プラグイン
- 3D測定、検査、解析:GOM Inspect、GOM Inspect Pro、Geomagic Control X
- 高精度リアルカラー3Dソリューション:IREAL 3Dマッピングソフトウェア
IREAL M3の仕様
商品ページ:https://3dprinter.idarts.co.jp/items/77970178
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