ポルトガルで安価な3Dプリント住宅が完成

ポルトガル初の3Dプリント住宅が住宅建設における3Dプリントのスピードとコスト効率を実証

建材メーカー、建築家、金融機関などの専門家から構成されたポルトガルのスタートアップ Havelar は、COBODの建設用大型3Dプリントシステムを活用し、ポルトガル初となる安価な3Dプリント住宅を完成さた。

COBODのBOD2プリンタを使用して建設された3Dプリント住宅

ポルトガル北部、グレーター・ポルト地区に建てられた3Dプリント住宅は、広さ80㎡に2つのベッドルームとダイニングキッチンなどを備えており、わずか18時間でプリントされた。この建物は、ポルトの平均的な住宅価格3,104ユーロ/㎡(約52万円)を大幅に下回る、1平方メートル当たり僅か1,500ユーロ(約25万円)で提供することができるという。

Havelarは、住宅建設のスピードと手頃な価格だけでなく、環境への影響にも配慮している。建設3Dプリントは廃棄物を削減するが、Havelarは野心的な目標として、2030年までにカーボンニュートラルの実現を目指している。これを達成するため同社は、土、リサイクル材料、わらのようなバイオベースの代替建築材料の使用を模索している。

Havelarの共同設立者であるRodrigo Vilas-Boas氏は「私たちは、持続可能で利用しやすいコミュニティの構築を目指すパートナーと組みたいと考えています。15万ユーロの予算があれば、若い夫婦が、交通アクセスやサービスの良い地域で、夢見ていたマイホームを手に入れることができるのです」と述べている。


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