- 2014-6-11
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Kickstrter生まれのForm Labs「Fomr 1」に、アップグレードモデルの「Form 1 +」が登場!
これまで何度もご紹介してきたForm 1(過去記事一覧はこちら)ですが、今回新たにアップグレードモデルの「Form 1 +(プラス)」がリリースされました。
相変わらず日本からの直接発注はできませんが、id.artsでもこれまでに何度かForm 1を実務利用してきました。
正直、期待以上の結果を得ることができなかった現行Form 1。国内で可動する多くの機種は、Kickstarterにて入手されたモノが多いようですが、「壊れて動かない」「造形精度が安定しない」など、様々な理由から好ましい結果を得ることが難しい部分が多々ありました。
ただし、今回発表された「Form 1 +」では、数々のパーツがバージョンアップされているようなので、ようやくまともな製品版になったのかな?という期待がもてる内容になっていますね。
Form 1 + プロモーション映像
Form 1 + アップグレードに関する情報
Fomr 1 +は、より信頼性の高いプリントを実行するため、数十のコンポーネントをアップグレードし、最大で約50%の高速化に成功。
アップグレードモデルは、従来製品同様、1年間の保証付で3299ドル(€2,799)
アップグレード機能の内訳
- より速いプリントが可能となった第二世代レーザーシステム
- より精密で正確な制御を得るため再設計されたガルバノメーター制御システム
- より良い摩耗性と耐久性を得るため再設計された機械部品類
- 本体外で複数の樹脂材料を管理できるツール類 など
また同時に、ソフトウェア類のバージョンアップ(こちらダウンロード可能)や、新しい樹脂カラー「ブラック」などもラインアップされています。
日本国内での正式代理店は未だ確定していないようですが、早い段階で正規ルート(保守付)の販売が実施されると良いですね。
国内ではローランドDGさんが光造形機を発表し、DWSなど他の海外メーカーも次々と低価格帯光造形機の発売を予定しています。最近では、クラウドファンディング上で数万円台と言う低価格の光造形機が登場しています。
ただ、ユーザーサイドからの意見としては、低価格競争による不安定な機種をリリースされるより、割高であっても「安定性・精度・材料管理・保守」などを含めた信頼できる機種の開発を望んでいます。
そういった意味では、ローランドさんには期待ですね!
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