- 2015-5-28
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高精度な3Dプリント義手を開発するexiiiが新たなオープンソースプロジェクトHACKberryを始動
ダイソンアワードをはじめ数多くの賞を受賞し、クラウドファンディング等でも大成功を納めたexiii。現在、DMM.make AKIBAを中心に活動されているexiiiさんより、新たなオープンソースプロジェクトがリリースされました。
以下、exiii Facebookページよりの引用
「本日(2015年5月25日)、exiiiの開発する義手HACKberryの設計データをオープンソース化しました。HACKberryはまだ開発途上ですが、データを公開し世界中の協力者にプロジェクトに参加して頂くことで、開発を加速することを目指しています。また将来的には、場所等の制約で私達が義手を届けることが出来ない人達に対し、他の協力者が届けてくれる事も期待しています。以下のリンクからオープンソースコミュニティに参加して下さい!」
素晴らしいプロジェクトですね!
筋電義手のような高性能なツールは大変高額で、障害を持つ方達すべてが簡単に入手できるような物ではありません。ましてや、成長期の子供達の体に合わせ、常にリサイズが必要な義手などの開発には大変なコストがかかります。
ここ数年、四肢障害を持つ方達のために、安価な義肢を提供する3Dプリントプロジェクトが世界中でスタートしていますが、医療先進国の日本ではまだまだ事例が少ない分野でないでしょうか?
そんな中始動した「HACKberry」というオープンソースコミュニティ。今回公開されたファイルには、ソースコード、基盤などの回路データ、外装用3Dファイルなどが含まれています。こういったオープンソースデータをベースに、世界中の優秀なエンジニア達によってブラッシュアップが繰り替えされることで、より高精度で安価な義手が生まれ、多くの方達に行き渡るようになれば良いですね。
HACKberry オープンソースコミュニティ公式サイトはこちら
HACKberry オープンソースファイル(GitHub)ページはこちら
※ライセンスに関する情報も、英語/日本語両方で公開されています。
エンジニア教育のための教材としても良い素材となるのではないでしょうか?
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