3Dプリント造型後に彫刻ができるフィラメント

造形後に彫刻処理ができる世界初の彫刻用フィラメント『CX5 sculptable』

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様々なプロ用彫刻材料を開発する米国ベースのAdam Beane Industriesは、3Dプリント造形後から彫刻ができる特殊フィラメント『Cx5 Sculptable Filament(Cx5sf)』を、クラウドファンディングKickstarterでローンチしました。

Cx5sfは、同社の彫刻材料「Cx5」シリーズをベースに開発された3Dプリンター用フィラメントで、3Dプリント出力された造形物を粘土のように彫刻することができる材料として、プロ用途から趣味用途まで、幅広いユーザーに向けてリリースされた商品です。

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左:造形直後の状態、右:彫刻後の状態

原料は彫刻用粘土ではなくプラスチックベースですが、低温で溶化するため、スライサ(ドライバ)からはPLAよりも低い温度設定(70~80℃)で3Dプリントする必要があります。
また、この低融点材料の特徴を活かし、アクセサリー等の鋳造用ワックス原型としても代用することができるようになっています。

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フィラメントは支援額に応じた重量のスプールで提供され、最も安価なセットは「体験パック」の$25。最少スプール単位は250g(1/4スプール)で支援額は$50~
その他、日本への送料として別途$53が発生します。
また現在は1.75mm径しかありませんが、今後3mm径の開発も計画中。

体験パックの出荷開始予定は2016年12月、スプール単位の出荷は2017年5月を予定。

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フィラメント仕様

何れのセットにも、粘土細工用の「かきべら」とアルコールランプ、仕上げ用のスポンジ材とスムーズ溶剤が含まれる。

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セットに含まれる仕上げ用ツール

id.artsでも早速支援させていただきましたが、同商品は今後3Dフィラメント専門ショップ『3DFS』でも販売させていただく予定です。詳細まとまりましたら、改めて当サイトにてご案内いたします。


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