独自アルゴリズムと3Dプリント技術で簡単にシリコン型を生成

迅速かつ費用対効果が高い最適化されたシリコン型を製造するための3Dプリント技術

オーストリアの科学技術研究所「Institute of Science and Technology Austria(IST Austria)」とイタリア国立研究評議会(CNR)の科学情報技術研究機関「Institute of Science and Information Technology in Italy(ISTI)」の研究チームは、3Dプリント技術を活用し、低コストで簡単に複製に最適なシリコーン型を生成するためのシステムを開発した。

精度の高いシリコーン型を生成するには、熟練した技術や知識、豊富な経験が必要とされ、経験のない一般人には生成が難しいとされてきた。しかし、同研究チームが開発した「metamolds」と呼ばれるシステムでは、複製する3次元オブジェクトを専用ツールに読み込むだけで、最適な分割ポイントを計算し、複製に必要なシリコーン型用原型を自動的生成することが可能なため、従来のような専門的な技術を必要とせず、迅速かつ低コストでシリコーンモールドを構築できる。

「metamolds」のシステムでは、複製する3次元オブジェクトのサーフェスメッシュを独自のアルゴリズムによって解析し、可能な限り少ない数の金型部品を設計する。特定の分割領域を計算し、得られた物体を金型から安全かつ容易に取り外すことができるかどうかを分析すると、システムは自動的にシリコーン型の原型となる3Dプリント用テンプレートを生成する。

こうして設計された3Dプリント用モデルを3Dプリンタ造形し、完成した造形物(モールド原型)に液体シリコーンを充填することで、だれでも簡単に高精度な複製用シリコーン型を得られるようになる。

研究チームは、8月に行われた「SIGGRAPH 会議」でこの画期的な研究成果を発表した。


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