Bfullが超大型モデル4機種を新たに販売開始

Bfull、光造形3Dプリンタとして日本最大級となる超大型モデル「iSLA1900D」を含む4機種を新たに販売開始

Bfullは、昨年販売を開始したZRapid iSLA byBfullシリーズの現行4機種のラインアップを8機種に拡充。ZRapid iSLA byBfullシリーズ既存機種の最大造形サイズが800㎜(X)×800㎜(Y)であるのに対し、新機種のiSLA1100、iSLA1300D、iSLA1600D、iSLA1900Dは、それぞれ1000㎜以上の造形が可能なため、自動車、航空、住宅設備メーカー等、大型出力機の需要に対応する。

新ラインアップでは、iSLA1100が既存のシングルレーザーを採用。iSLA1300D、iSLA1600D、iSLA1900Dはデュアルレーザーを搭載しており、同時に2つのレーザーを走査させることにより、大型にもかかわらず印刷速度を維持している。最大サイズとなるiSLA1900Dは、造形可能サイズが1900㎜(X)×1000㎜(Y)×800(Z)となり、生産性は150〜500g/h、パーツスキャン速度は6.0〜20.0m/s。
これらの新機種も現行ラインアップと同様、誤差±0.01mm以内の昇降式プラットフォームと高精度リコーティングシステムを採用。形状再現性と表面精度が優れており、これだけの大型サイズでありながらも高精度での造形が可能。

期待される利用シーン

新たにラインアップされたこれらの3Dプリンタは、その大きな造形サイズを活かして、普通乗用車のバンパーや二輪車のフレームなどを一体で造形することが可能。また、バスタブやその他の住宅設備機器の試作、大型オブジェ、等身大モデルの一体製作など、さまざまな領域での活用が期待される。
これまで大型造形にはFDM方式が主流であったが、その粗い積層と必要な表面処理により、一部のユーザーにとってはハードルが高かった部分がある。これらの問題を解決し、より高精度な造形を可能にする新ラインアップは、大型試作を行うユーザーにとっての新たな選択肢になり得るとしている。さらに、ユーザーのニーズに応じて造形可能サイズをカスタマイズすることが可能で、無駄なスペースや材料の削減、効率的な運用が実現する。

ZRapid iSLA byBfullシリーズの特長(現行ラインアップ含む)

  1. 優れたコストパフォーマンス
    iSLA300の場合、本体価格は1千万円以下、材料は1万円台から。JIS中級の形状再現性。
  2. 造形成功率99%
    Bfullでの年間150万パーツ造形の実績において。量産造形にも対応できる生産力。
  3. 豊富な装置ラインアップ
    300x300mmから800x800mmまで最適なサイズをお選び頂けます。
  4. 年間故障率1%以下の堅牢性
    BfullではZRapid iSLAシリーズを14台運用しており、3年間の実績で故障率1%以下。
  5. 少ない後処理工数
    Bfull独自のパラメーターをプリセットすることにより二次硬化が不要。またサポート痕を最小限にする技術「ウルトラファインサポート」により、研磨時間を削減。

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