AUTODESKの3DプリンタとSpakによる樹脂材料検証

AutodeskのDLP 3Dプリンター&SparkとMadeSolid樹脂による造形検証の様子

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AutodeskのオープンプラットフォームSparkと、同社が開発する高速DLP 3Dプリンターをベースに、MadeSolid樹脂を使った造形テストが実施されています。

特定の材料やシステムにとらわれないオープンプラットフォームのAutodesk社の同システム。DLP(プロジェクターベース)プリンターとSparkをベースにしたこの検証では、汎用的なMadeSolidのMSレジンを利用した検証が行われており、十二分に満足できる結果を示しているようです。

MS樹脂とAutodesk DLPプリンター&Sparkによる造形では、レイヤー0.1mmピッチで72mm/hのビルド速度を記録。
XY解像度では、50μm~20μmの精度検証を行っている(下図参照)。

造形中の映像
こちらの自由の女神の造形に費やされた時間は約4時間。

大手メーカーとは異なり、特定の条件による縛りがない同システムでは、Sparkをベースにしたチューンナップを施すことで、ハードウェア回りは高い性能を発揮するようになると考えられます。
3Dプリンター界のGoogle Androidを目指すAutodesk Spark。今後このSparkベースの製品が色々と登場してくると思いますが、安価で高性能な材料の開発や、ソフトウェア&ハードウェアのカスタマイズが進めば、大手メーカーを凌駕するような素晴らしいシステムが生まれてくるかもしれません。
高価な材料に不十分な仕様のソフトウェアでハード性能を生かしきれていない?大手メーカーとは異なる製品群の登場に期待したいと思います。

Autodesk 製品とMSレジンによる造形サンプル

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