- 2016-1-19
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エアバスは最初の投資先として3Dプリント車を開発するローカル・モーターズを選択
革新的な技術への投資を目的として設立された「Airbus Ventures(エアバス・ベンチャーズ)」は、彼らの最初の受益者として、2016年中に世界初となる市販車ベースの3Dプリント自動車『LM3D Swim(関連記事はこちら)』をリリースする予定のLocal Motors(ローカル・モーターズ)を選定し、$150万ドル相当のファンドの一部を投資しました。
エアバス社は、自社の最新航空機「A350XWB」に対して3Dプリント部品の積極的な利用計画を打ち出しており、今後益々3Dプリント技術の活用範囲拡大が期待される航空・宇宙産業。
技術革新に注力する同社の投資部門であるエアバス・ベンチャーズが、3Dプリント自動車の開発を進めるローカル・モーターズに注目したのもうなずけます。
この投資をきっかけに、両社の技術協力などが進むようになると良いですね。
エアバス「A350XWB」について
エアバスの最新機「A350XWB」は、エアバス社が発売した新世代中型ワイドボディ旅客機。この機体には、Stratasys社のFDM方式の上位3DプリンターFortusシリーズで利用可能なULTEM 9085を利用した部品提供が行われており、両社は新たな部品供給システムの構築を展開する計画を実施しています。
前述の材料は、FAA(アメリカ連邦航空局)の要求する規格を満たす性能を要しており、厳しい基準を設けている航空機用部品への3Dプリント部品の供給が可能となっています。
航空機に3Dプリント技術を取り入れることで、材料ロス軽減によるコスト削減、複雑な形状物の製造、軽量化、サプライヤーへの対応などメリットも多く、今後益々利用規模が拡大させるであろうと期待されています。
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