アディダス、最新3Dプリントシューズ「Futurecool」発表

一体型格子構造で通気性と快適性を追求、3Dプリンターが変える次世代スニーカー製造

スポーツ用品メーカー大手の adidas(アディダス)は、シューズ全体を格子状の一体構造で造形し、360度の通気性と足に沿う快適なフィット感、未来的なデザインの両立を目指す新型3Dプリント製スニーカー「Futurecool」を発表した。

Futurecoolの大きな特徴は、従来のスニーカーのようにアッパー、ミッドソール、アウトソールなど複数の部品を組み合わせるのではなく、シューズの主要構造を一体的な格子形状として設計しているため、格子の密度や形状を場所ごとに変えることで、通気のための空間、足を支える硬さ、歩行時に必要な柔軟性を一つの構造の中で調整できる。

使用する3Dプリンター材料については、レジンと特殊材料を組み合わせることが示されているものの、具体的な樹脂組成や製造装置の詳細は公開されていない。そのため、過去の3Dプリントシューズと同じ材料や方式を採用していると断定することはできない。一方で、材料特性と格子設計を組み合わせることで、軽さ、耐久性、クッション性、フィット感を同時に調整しやすい点は、今後のフットウェア開発における大きな利点となる。

アディダスは2010年代から3Dプリント製ミッドソールの実用化を進め、その後は格子構造を用いたランニングシューズ、さらにシューズ全体を造形するモデルへと適用範囲を広げてきた。Futurecoolはその流れを日常向けスニーカーへ発展させた製品と位置づけられる。
先行販売では個別番号入りの400足が抽選方式で提供され、世界展開は2027年4月1日から予定されている。価格は180ユーロで、日本の公式製品ページでは29,700円と案内されている。


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