Bambu Studioの最新アップデートで、複数フィラメントの色を組み合わせた造形が可能に
Bambu Lab は、スライサーソフトウェア「Bambu Studio」の最新アップデートにて、複数のフィラメントを組み合わせて新しい色表現を生み出す「Color Mixing」機能を追加した。材料を買い足さずに色の幅を広げられる機能として、3Dプリント技術の表現力向上に注目が集まっている。

Bambu Labが公開した最新のBambu Studioは、新型3Dプリンター「X2D」への対応に加え、実験的機能として「Color Mixing」が追加された。この機能は、同じ種類のフィラメントを2色または3色組み合わせ、比率を調整することで、造形物の中に新しい色味を表現できる機能で、Bambu Studioのフィラメント一覧から「Add Mixed Filament(混合フィラメントを追加)」を選び、色の比率を設定することで利用できる。
従来の多色造形では、必要な色ごとにフィラメントを用意する必要があったが、「Color Mixing」では限られた色の組み合わせから中間色やグラデーション表現をつくり出せる。たとえば、CMYKフィラメントのような基本色を使うことで、より幅広い色表現が可能になると説明されている。これは紙の印刷で複数のインクを組み合わせる考え方に近く、3Dプリンターにおけるカラー表現を一段広げる技術だ。

対応モードは大きく2つある。ひとつは、2色または3色の比率を手動で調整する「Normal mode」。もうひとつは、2色の間をなめらかに変化させる「Gradient mode」である。これにより、単色では出しにくい装飾品、キャラクターモデル、試作品、デザインサンプルなどで、より豊かな見た目を追求できる。
一方で、この機能はまだ実験的な位置づけであり、万能ではない。Bambu Labは、現時点では垂直に近い壁面での使用に向いており、傾斜面や天面・底面の色表現には推奨しないとしている。また、単一ノズルの3Dプリンターでは色替えが頻繁に発生し、フィラメント消費が増えるため、より良い結果を得るにはマルチノズル機(H2D、X2D、H2C)の利用が推奨されている。

今回のColor Mixingは、まだ試験的な機能であり、色の再現には小さなテスト造形と調整が必要だ。それでも、少ない材料で多彩な表現を試せる点は大きな魅力である。3Dプリンターを単なる造形機から、より自由な表現ツールへ進化させる一歩として、Bambu Studioの今後の改良に期待が高まる。
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