- 2024-1-11
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Cocuusが世界初の工業規模3Dプリント肉工場の操業を開始、年1000トンのベーコンを3Dプリント予定
植物由来の食品を3Dプリントするスペインのスタートアップ Cocuus は、2024年の目標として、3Dプリント技術を用いた植物性ベーコン1,000トンの生産を目指すと発表した。
代替タンパク質市場が2035年までに少なくとも2900億ドルに達すると予測されている中、同社は小売り市場やその他のチャネルへ向けた3Dプリント植物性ベーコンの生産を加速させることを目論んでいる。
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植物由来の材料から作られた3Dプリントベーコン Photo : Cocuus
昨年、Cocuusはパートナー企業であり3Dバイオプリンティング製品の販売を世界展開する Foody’s と協力し、高度な3Dプリント技術を備えた世界初の大規模な植物性3Dプリント食肉工場をスペイン北部に開設。Cocuusの先進的な3Dプリント技術を備えたこの施設では、1台のマシンで1時間あたり250キロの植物性ベーコンを生産できる。
また、この施設の発表後同社は、フランスのスーパーマーケットチェーン Carrefour(カルフール)の400以上の店舗において、パートナー企業Foody’sブランドから植物由来の3Dプリントベーコンを販売した。
Cocuusは今後の計画として、3Dプリント食品の生産能力を拡大し、菜食主義向けのマグロやエビの大規模生産を行うことも発表している。また、植物ベースの製品に加え、3Dプリンティング技術を使用して高品質なカット肉を生産するため、肉片や切りくずを再利用する方法を模索し、製品範囲を拡大することも予定している。
3Dプリントされた植物ベースのマグロ Photo : Cocuus
Cocuusによるこの野心的な目標は、食品産業におけるイノベーションと持続可能性への関心が高まる中、大きな注目を集めている。植物ベースの食品の生産拡大は、将来の食糧供給と地球環境の保全に貢献する重要なステップであると広く認識されており、Cocuusはこの分野の先駆者としてその役割を果たしていくことが期待されている。
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