UltiMaker Sシリーズの3Dプリント速度を倍速化

UltiMaker、95%以上のプリント成功率を維持しながら速度を2倍に向上させる「Cura 5.5」を公開

デスクトップ3Dプリンティングのリーダーである UltiMaker は、最新の3Dプリンタ用オープンソース・スライシング・ソフトウェアのアップデート「Cura 5.5(beta)」を公開。このアップデートにより、UltiMaker Sシリーズのプリント成功率95%以上を維持しながら、プリント速度の倍速化を実現した。

UltiMaker Sシリーズは、最新の「Cura 5.5」ソフトウェアアップデートにより、PLA、Tough PLA、PETG、ABSを含む様々な材料に最適化された速度プロファイルセットが追加され、品質を損なうことなく高速化された3Dプリントを実現。

「Cura 5.5」には、その他の強化点として、ラインタイプ切り替え時の材料流量とノズル圧の最適化処理(切り替え時のプリント品質の低下を防止)、スムーズな内壁経路(プリント時間と不規則な動きを減らす)、不規則なインフィル動作の低減(プリントヘッドの動きを滑らかにする)などが含まれる。

280種類以上の素材に対応するUltiMaker Sシリーズは、プロフェッショナル向け3Dプリンタの中で最も人気が高く、汎用性の高い製品として知られている。同シリーズの最新製品である「UltiMaker S7」は、超微粒子を95%除去するエアマネージャー、エアドラフトを低減する密閉ビルドチャンバー、より高い精度と低ノイズを実現する新しい誘導型プリントヘッドセンサー、ノイズの少ない新しい誘導型プリントヘッドセンサー、プリントの取り外しが容易なPEIコーティングのフレキシブルビルドプレートなどを備えている。

「Cura 5.5」の性能を最大限に引き出すUltiMakerの最新モデル「UltiMaker S7


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