MITが開発したインタラクティブデバイス「inFORM 」が素晴らしい!
最先端の医療現場などでは遠隔操作による外科手術の研究開発などが盛んですが、今回ご紹介した「iFORM」は、もっと簡易的で多目的な用途に反映可能なインタラクティブデバイスです。
公式サイト http://tangible.media.mit.edu/project/inform/
これまでにも、簡易的な3Dモデリングツール開発の重要性などについて記事にしてきましたが(過去記事)、この技術を応用した新しい3Dツール(モデリングやプリントツール)の開発などが進めば、今までに無いまったく新しい3D造形技術が生まれるのではないでしょうか?
遠隔地に設置されたセンサー(デモ機ではKinect利用)による手の動きを感知し、受け取った側のデバイスが、遠隔地の動きを忠実に再現。
inFORMのデモ映像では、様々な用途への活用事例を紹介しています。
遠隔地から書籍を広げると、そのページをめくる様子が受信地で再現。新しく開かれた紙面情報も、受信地のデバイス上にも描画(上部からのプロジェクター投影)されています。
別のデモでは、車らしきモノを見ながら議論する男性二人
デザイン会議などをイメージしているようで、後半部分では画面の向こうから差し出された腕が受信地側のデバイスに現れ、直接カーモデルに手を加えはじめています。
このような方法で、遠隔地から複数メンバーによるモデリング(意匠設計的な物など)が実行できるようになれば、3Dモデリングにとっては素晴らしい技術改革になりますね。
更に他のデモでは、様々な式を立体再現しています。
教育分野などへの活用を考えても、素晴らしい技術ですね。今後、関連ソフトとの連携が進めば、いままでには思いつかなかったような分野への応用がきくかもしれません。
3D技術の改革を進めよう!
id.artsでは、毎年数多くの製品開発に携わり、現場レベルで3Dモデリングや造形に従事しています。
これまでの記事でも、CADやCGによるモデリングやデザインについて多く語ってきましたが、このような革新的なデバイスがどんどん生まれることで、より簡易的で直観的な3D技術改革に期待を寄せています。とうぜん我々もこの分野の発展に協力しつづけていきたいと思っています。
最新情報をお届けします
Twitter でid.artsをフォローしよう!
Follow @idarts_jp