低温で変形可能な感温性フィラメント

造形後に形状を自由に変更できる特殊なプラスチック「3Dプリンター用 “感温性” フィラメント」

ユニチカ株式会社(以下 ユニチカ)は、FFF/FDM方式3Dプリンタで造形後、低温域で温め自由な形状に変更可能な新しい材料『3Dプリンター用 “感温性” フィラメント』を開発。2017年度内の販売を予定している。

3Dプリンタの普及が進むなか、様々なニーズに適応した材料が求められている。今回開発された『3Dプリンター用 “感温性” フィラメント』は、同社が得意とする独自の特殊ポリエステル樹脂により、造形後に安全な低温域「セ氏30度程度」で温めるだけで、自由な形状の変更を可能にする従来品にはない特徴を有している。
融点をセ氏30度程度まで下げたことで、人間の体温程度の条件で自在に変形することできる。
変形後の形状を保持する場合は、80度以上のお湯に浸し硬化させる必要がある。

3Dプリンター用 “感温性” フィラメントの特長

  • ひと肌やお風呂の湯温など安全な温度でソフト化
  • 温めた状態で形状を自由に変更することが可能
    冷やすとその形状を保持
  • 熱湯などで高温セットすることで硬化し熱変形しなくなる
  • フィラメントは高度処理により耐熱性を付与し、造形中に軟化することがない

フィラメントの仕様

  • 素材:特殊ポリエステル樹脂
  • 線径:1.75mm
  • ノズル温度:190~220℃
  • ベッド温度:0~45℃
    ※機種や環境などより調整が必要

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