- 2015-7-22
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中国企業が開発したモジュール式3Dプリントハウスはマグニチュード9.0にも耐える?!
以前ご紹介した中国企業WinSunが開発した3Dプリントハウスは、その後ドバイに建設される事となった3Dプリントオフィスなど、着実に発展を続けているようですが、今回新たに公開された3Dプリント住宅は、同じ中国の企業「ZhuoDa group」が開発した新しいシステム。
20以上の特許出願中の造形技術に関する詳細は公開されていないようですが、建材の大部分である90%以上を工場内で3Dプリント生産し、モジュール化して現場へ搬送~組み立てるシステムとなっている。日本ではセキスイハイムなどがこれに近いシステムかもしれませんね。
3Dプリントされるモジュールには、配線、配管、キッチンなど水回りの設置、内装仕上げ、建具や家具などの施設が済んだ状態で完成され、搬入された現場で職人によって組み上げられる。西安市で開催された同イベントでは、2階建住宅を僅か3時間で組み上げている。
同社発表の技術仕様では、この建物はマグニチュード9.0にも耐える耐震性を要しており、さらには過酷な天候にも耐えられる防水、耐火、耐食性の高断熱素材が用いられているんだそうです。その他、材料には恒久的にマイナスイオンを発生させる特殊な素材が適用されており、ホルムアルデヒド、アンモニアなどの有害物質の心配も無いそうです(どこまで真実かは不明…)。
この3Dモジュールハウスの工期は、同社が扱う典型的な500㎡の建築面積で、工場生産開始から10日前後で完成するそうです。建築コストは、家具や台所用品、その他の機器を含む新築で3,500元/㎡(564ドル)。
新素材で22以上の特許を申請し、40以上の地方政府と建設プロジェクト契約を締結しているZhuoDaは、2016年までに20億平方メートルまで生産能力を上げると予想している。
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