- 2015-4-13
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- 3DBenchy, 3DPrinting, 3Dプリンティング, 3Dモデリング, ARM-10, Makerbot, monoFab, Replicator, RolandDG, Stratasys, Thingiverse, uPrint, 試作
共通のキャリブレーション&ベンチマークツールを使ってみんなで情報共有しちゃいましょう
可愛らしいボート形状の無料素材を提供する#3DBenchyは、3Dプリンタのベンチマーキングに特化したサイトとして始動。同サイトが提供する無料の高解像度素材を造形した後、出力した内容を公開し、情報共有を行うシステムです。
3dbenchy.comが提供するボート型のベンチマーク素材は、ほとんどのFDM/FFF方式プリンタでサポート無しで造形することが可能な形状となっています。#3DBenchyの高解像度STLファイルは誰でも自由にThingiverseからダウンロードが可能。
#3DBenchyによるチェックポイント
- ブリッジ屋根の長さは23mmの長さで平行にプリントされているか。
- 煙突は直径7mm、穴3mm、11mmの深さを再現できているか。
- 全長は60mmに仕上がっているか。
- 全幅は31mmに仕上がっているか。
- 全高さ48mm、後部カーゴボックス高さ15.5mmに仕上がっているか。
- カーゴボックスは、外側:12×10.81mm、内側:8×7mm、深さ9mmに仕上がっているか。
- ホースパイプは、内径4mm、立ち上がり0.3mmに仕上がっているか。
- フロントウィンドウフレームは10.5×9.5mmに仕上がっているか。
- リアウィンドウサイズは、内径9mm、外径12mm、立ち上がり0.3mmに仕上がっているか。
- オーバーハングの傾きは、水平面に対し40°のオーバーハングとなっているか。
- 操舵室屋根の傾きは、水平面に対して5.5°の角度となっているか。
- 細かいディテールの船尾銘板(0.10mm高)は再現されているか。
以上の内容をチェックし、造形機器や測定内容を付加し#3DBenchyのハッシュタグを付けてSNSでシェアを行い、情報を共有。
早速id.artsでも数種類の機器でテストをしてみました。今回は、FDM方式だけではなく、試験的にSLA方式プリンタRolandDG ARM-10でも試してみました。
今回検証した造形品 左2点:Replicator 5th、中:uPrint Plus、右:ARM-10
サポート無しで造形できるように構築されているデータですが、Stratasys製品は溶解性のサポートが同時出力されるため、サポート必須での造形になります。そこそこの精度で上がっています。実測値もほぼデータ通り。
Stratasys uPrint Plus(0.254mmピッチ) ABS
Replicator 第5世代による造形(左サポート無、右サポート有)。機械の状態が良くない為、ちょっと残念な結果に。機器調整後に改めて造形してみる予定です。
Replicator 5th(0.10mmピッチ) PLA
試しに造形したRolandDG monoFab ARM-10による出力モデル。光造形のため先のモデルとの単純比較はできませんが、検証用に造形してみました。
ARM-10(0.15mmピッチ)サポート有 アクリル
このベンチマーク素材、きっとAfiniaなら抜群の精度で造形できるのではないでしょうか?
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