3Dプリンタで造られた超リアルなラジコン重機2種

主要パーツのほとんどを3Dプリントパーツで構成した超リアルなキャタピラーの重機ラジコン

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これまでにも3Dプリンタを用いて製作されたラジコン類の情報をお伝えしてきましたが、今回紹介するのは超リアルな2種類の重機ラジコン。

先ずはじめに紹介するこちらのブルドーザーは、重機マニアが自ら所有するAfinia3Dプリンターを使用し製作した、超リアルなブルドーザーCAT D10T(1/14スケール)。

電子部品とキャタピラのジョイントピン以外は、ほぼ全て3Dプリンタで造られており、その数およそ270パーツ。これをAfinia(素材はABS)で造形したと言うから驚きですね。
約10日間掛けて造形したパーツは、アセントン処理を併用した研磨から塗装まで丁寧に仕上げられており、内部に設置されたスピーカーからは、迫力あるディーゼル音が聞こえてきます。

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3Dプリント前のモデルデータ

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塗装前の状態

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中央に設置されたスピーカーからは、迫力のディーゼル音

バラバラに3Dプリント造形された90個のキャタピラパーツは、全て金属ピンを使ってジョイント。映像でも確認できる通り、非常に滑らかに稼働しています。

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その精巧さ、完成度の高さは、下の映像からも確認することができます。

 

3Dプリントパーツを組み込んだ、大型トラックCAT 773Gラジコン

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次に紹介するのは、演出用パーツなどに3Dプリンタを利用したラジコントラックモデルです。
芸術学の学位を持つというユーザーが製作したCAT 773Gのラジコンモデルは、全長68.5cm、全幅39.3cm(1/14スケール)と、実物に迫る迫力を有する大型ラジコンカー。
上記のブルドーザー同様、リアルなエンジン音に開閉する運転席ドアなど、細部に至るまで非常にリアルに造りこまれています。
このモデルに設置されるエンジンや運転席などの演出用パーツは、MakerBot Replicator 2で合計70時間以上を掛けて3Dプリント造形。

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コックピットには自身のミニチュアを設置。ドアの開閉だってリモート可能!

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コクピットやエンジンは3Dプリント造形

下の映像が、実際に稼働している773Gラジコンの様子。実際に、土砂を運搬する様子まで確認できます。それにしても、これだけのサイズのラジコンを運ぶためのトレーラーまであるなんて、さすがアメリカw
こういった迫力あるラジコン専門のイベントがあるなんて知りませんでしたが、正にこういった趣味の分野では、3Dプリンターが力を発揮しますね。

市販されている同系模型と比較しても、この2つの3Dプリントラジコンの精巧さと迫力は、凄いですね。


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