臓器プリント開発企業とロレアルが皮膚研究チームを設立

スキンケア大手とバイオ3Dプリンティングの先端企業が皮膚組織の研究チームを設立

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臓器組織などの3Dプリンティング技術で業界をリードする3D bioprinting会社Organovoは、世界最大級のスキンケア企業であるロレアルUSAと契約し、皮膚組織の研究チームを共同で立ち上げることを発表しました。

Organovoの3D bioprinting技術によって生み出されたexVive3D組織は、人間の肝臓組織などを再現するもので、この技術を利用し生成された組織から、薬物への相互作用や毒性検査などを、人体を利用せず安価に安全に実施できる技術となっているようです。現状では医療品の開発研究などに利用されている物ですが、同社は今後5年以内に人体へ移植可能な3D bioprinting臓器の開発を計画しており、肝臓以外にも、乳癌、腎臓、膵臓のような様々な組織への応用研究も進めている。

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Organovoのバイオ3Dプリント技術で造られる肝臓組織サンプル

このような先端技術を有する企業と、皮膚研究の専門家を有するスキンケア企業が共同研究を進めることで、いままでには存在しなかったような画期的なスキンケア商品や皮膚再生技術が生まれるかもしれませんね。


The Bioprinting Process

同分野に専門的な知識を有する方がいらっしゃれば、是非ご教示ください。


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