Xometry過去最高売上、製造DX加速

AIと製造ネットワークを武器に売上40%増、3Dプリンターを含むオンデマンド製造市場で存在感をさらに拡大

米国のデジタル製造プラットフォーム企業 Xometry は、3DプリンターやCNC加工などのオンデマンド製造需要を取り込み、2026年第3四半期に過去最高となる2億5,240万ドルの売上高を記録した。

Xometryは、設計者や企業が3Dデータなどをアップロードすると、製造条件に応じた見積もりや発注をオンラインで進められるAIネイティブの製造マーケットプレイスを展開している。対象は3DプリンターによるFDM、SLS、MJF、SLA、DMLSなどの積層造形だけでなく、CNC加工、板金、射出成形、鋳造まで幅広く、試作品1個から量産部品までを世界各地の製造パートナーへつなぐ仕組みが特徴だ。

2026年9月30日までの第3四半期売上高は2億5,240万ドルで、前年同期の1億8,070万ドルから40%増加した。中核となるマーケットプレイス売上は43%増の2億3,800万ドル、売上総利益は37%増の9,870万ドル、調整後EBITDAは2,140万ドルとなり、普通株主に帰属する純利益も190万ドルと、前年同期の1,160万ドルの赤字から黒字へ転換した。過去12カ月に5万ドル以上を利用した大口顧客は2,172社へ26%増え、アクティブバイヤーも20%増の9万3,812社まで拡大している。

この成長の背景には、単に3Dプリンターなどの製造設備を増やすのではなく、AIで加工方法の提案、価格予測、発注先の選定を効率化し、企業の調達業務そのものをオンライン化している点がある。
従来は見積依頼や加工会社探しに時間を要した少量多品種の部品製造でも、デジタル上で候補を比較しやすくなるため、試作から量産への移行速度を高められる可能性がある。また、製造パートナー側にとっても、空いている設備能力を新たな受注につなげやすくなる点は、従来型の地域依存の営業とは異なる変化である。

同社は第4四半期の売上高を2億5,400万~2億5,600万ドルと予想し、2026年通期の売上成長率見通しを従来の33~34%から少なくとも37%へ引き上げた。


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