Wilsonが3Dプリント製バスケットボールを発売

スポーツ用品メーカーWilsonが3Dプリント製エアレス・バスケットボール「Wilson Airless Gen1」を販売

Wilson(ウイルソン)のブランド名で知られる米国のスポーツ用品製造メーカー Wilson Sporting Goods は、 昨年プロトタイプとして発表された史上初の3Dプリント製エアレス・バスケットボールである「Wilson Airless Gen1」の発売を発表。価格は2,500ドル(約35万6千円)で、2024年2月16日から数量限定で発売される。

「Wilson Airless Gen1」は、昨年発表されたプロトタイプと同様、3Dデザインのスペシャリストである General Lattice 、3Dプリンタメーカーの EOS、後処理会社の DyeMansion と共同開発されたもので、今回の製品化に当たり、カリフォルニアを拠点とするSNLクリエイティブが主要製造拠点としてパートナーシップに加わった。
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EOSのSLS方式の3Dプリンタ「EOS P 396」でプリントされた8つの格子構造パネルで構成される「Wilson Airless Gen1」は、完全エアレスのため空気を入れる必要がなく、重量、サイズ、リバウンド(跳ね返り)性能において、NBAの定めた性能規定を満たしているという。

ウィルソンは、このエアレス・バスケットボールの商品化により、3Dプリントに対する業界の関心が高まり、ボール製造における空気保持の課題が解消されることを期待している。同社は今後、Gen1のデザインをさらに最適化し、将来的にGen2の発売を視野に入れている。


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