お気に入りの地形を選んで3DプリントするTerrafab
ノルウェー政府により無料公開されたジオデータ
美しい自然を有するノルウェーの地形データから、好きな風景を切り取り3Dプリント(その他)に活用できるWebアプリ「Terrafab」を公開。
使い方はとても簡単で、Web画面上に表示される領域指定用のボックスを移動・拡縮するだけで、テクスチャデータを含めたリアルタイム3Dデータによるプレビューが可能。
描画速度はPCのスペックにもある程度依存しますが、快適にリアルタイムプレビューが楽しめると思います。
画面右上にある「興味深い風景」のプルダウンメニューに登録された地域を選ぶと、メニューに特定された地域のリアルタイム描画が可能。
描画域は、スウェーデンとの国境付近を除くほぼ全土。
お気に入りの地域、地形サイズ等を決めたら、画面右下「GET THIS MODEL 3D-PRINTED」ボタンをクリック!
画面遷移後、3Dプレビュー終了と共にメッシュデータのダウンロードボタンと、Shapewaysへのダイレクトプリント注文ボタンが設置されます。S/M/Lのボタン切り替えで、サイズ別データがリアルタイムに描画され、比較対象用マッチ箱を元にサイズのイメージを確認できます。Shapewaysによる3Dプリントサービスを注文する場合、Mサイズ(10x10x10cm)のフルカラー石膏印刷で70ユーロ~100ユーロ。気軽に楽しむにはかなりの高額なので、マップ付の3Dデータのみダウンロードし、DMMさんなどに注文しても良いかもしれませんね。ダウンロードできるメッシュデータはX3D形式。左図は、メッシュデータと共にダウンロードされるマップデータ(png形式)。
3Dプリントの汎用フォーマットstl形式にするには、3DCGや3DCADを介すなど、フォーマットに対応したコンバータ等が必要ですね。
早速弊社でもダウンロードしたデータを取り込んでみました。
下図は、3DS MAXに読み込みプレビューレンダリングした画面です。この通りマップ付の3Dデータが簡単に取り出せるので、このまま出力サービスセンターに注文が可能。
Terrafabは、これだけ膨大な量のデータを無料で公開するだけに留まらず、開発者向けにソースコードなども公開されており、オープンな環境での開発推進を促している。
日本もその気になれば、同様の無料サービスを始めることは可能だと思いますが、やはり無理でしょうね(苦笑
一連の作業は、こちらの動画でも詳しく知ることができます。
Terrafab
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