TechStyleがファッション3Dプリントを促進

「ファブリック・アライメント・ステーション」でファッション3Dプリンタに精度と効率をもたらす

米国ミネソタ州に本拠を構える3Dプリンタメーカー Stratasys(以下 ストラタシス)は、3DFashion™テクノロジーの進化におけるつぎのマイルストーンとなるTechStyle™3Dプリンタ用 「Fabric Alignment Station(ファブリック・アラインメント・ステーション)」を発表した。このソリューションは、ハイエンドのファッションデザイナーの要望に応じて設計されており、刺しゅう、レーザー裁断、エンボス加工、2Dシルク造形、その他多くの製造方法との統合を可能にする独自のワークフローを提供する。

テキスタイルや布地への3Dプリントに対応した「J850 TechStyle」フルカラー3Dプリンタの機能を拡張することで、デザイナーは、ポケットやワッペンなどの衣服の決められた領域内の複雑な3Dデザインや、刺繍やニットのようなステッチテクニックを使用して作成された衣服の特定のセクション上の3Dデザインに2D造形を合わせることで、これまでにない精度を享受できるようになる。
同社が提供するアディティブ・マニュファクチャリング・ファッション・ソリューションは、完成した衣服のデザイン位置合わせに伴う従来の試行錯誤をなくし、コスト削減、生産時間の改善、材料の無駄を最小限に抑えることによる持続可能な生産を促進する。

本システムの主な特長と利点

  • 設計精度の向上: 2Dパターンと3D設計を非常に高い精度で位置合わせできるため、デザイナーが3Dプリント造形を必要な場所に正確に配置できる。
  • 効率とコスト削減: アライメントプロセスを自動化することで、手作業による調整の必要性を減らし、時間の節約と生産コストの削減を実現する。
  • サステナビリティ: 材料の無駄を最小限に抑え、環境に配慮した製造方法をサポート。

ストラタシスのコンシューマー・ソリューションズ担当、上級副社長 Zehavit Reisin は、つぎのように述べている。
「今日のファッション消費者はパーソナライゼーションを重視し、カスタマイズ可能なオーダーメイド製品の需要を促進しています。このソリューションは、クリエイティブなプロセスと生産効率を変革します。」


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