StratasysのULTEM1010が食品利用可能に

Stratasysの3Dプリンタ材料「ULTEM1010」食品業界でより安全な使用が可能に

アディティブ・マニュファクチャリング業界の2大巨頭のひとつ Stratasys(以下 ストラタシス)FDM方式3Dプリンタの樹脂材料のひとつである「ULTEM 1010 resin」が、日本食品衛生協会「合成樹脂一般規格試験」で適合判定を取得した。

ストラタシスのFDM方式3Dプリンタの樹脂材料のひとつである「ULTEM 1010 resin」は、ポリエーテルイミド(PEI)グレードの最もポピュラーな熱可塑性樹脂のひとつで、耐熱性、耐薬品性、高い引張強度を有し、嵌合や組み立て、機能テスト、冷却固定具な幅広い用途に利用できる。

ULTEM 1010 resinの食品業界での使用にあたっては、米国における食品接触認証「NSF51」を取得しているULTEM 1010 CG resinがラインナップされているが、日本国内での使用において、日本の安全基準についても取得を望む声が寄せられていた。ULTEM 1010 resinは、飲食による健康被害の発生を防止するための法律「食品衛生法」に基づいた日本食品衛生協会の「器具及び容器包装の規格試験」(食品衛生法での器具・容器包装またはこれらの原材料の材質別規格)の「合成樹脂一般規格試験」にて適合と判定された。これにより、食品業界における容器、食品が直接当たる押し型、食品と直接接触する生産ライン上の生産治具などに本判定を得た材料を利用できる。


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