破産申請したShapewaysが再始動

破産申請後のShapeways、元スタッフが資産を取得し欧州で再出発

2024年7月、3Dプリントサービスプロバイダーの草分け的存在である Shapeways とその子会社が破産申請し業界に大きな衝撃を与えたが、そのわずか1ヶ月後、Shapeways BV の元スタッフがその資産を取得し、新しい会社 Manuevo を設立した。
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オランダに拠点を置く事となったManuevoは、米国に本社を持つ Shapeways Holding Inc の子会社である Shapeways BV の資産を、元Shapeways BVチームが取得し設立された。
元々、Shapeways BV自体は利益を上げており、全世界の顧客に1600万点の製品を提供していたが、7月初めに米国の親会社の破産に巻き込まれる形で破産申請していた。新たに設立されたManuevoを率いる元Shapeways BVチームは、利益を上げていた3Dプリンティングサービスを復活させ、欧州や米国の顧客に対し引き続きサービスを提供するとしている。また、スタッフによるLinkedInの投稿によれば、現在はオランダを拠点に運営しているが、米国、英国、EU圏の顧客は、輸入関税をかけずに注文を受け取ることができるという。

Manuevoのサービスは2024年8月5日に開始され、SLS、MJF、MJP、SLA、DLP、バインダージェッティング、ロストキャスティング、メタルSLMなど、120以上の材料オプションを含む高度な3Dプリンティングソリューションを提供可能で、主な顧客として、自動車、航空宇宙、建築、医療技術、半導体などの産業向けに焦点を当てている。同社のサービスは、40の戦略的サプライチェーンパートナーの支援を受けたアイントホーフェンの施設を拠点に、設計・エンジニアリング、プロトタイピング、ブリッジ製造を網羅し、大量生産への移行をサポートする。

Manuevoの3Dプリンティング専門知識とサービスを利用したいクライアントは、メールで注文しAPIを再構築することができる。また、同社は近いうちに自社サイトを通じたセルフサービス機能も開始するとしている。


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