日本製パーソナルプリンタ「SCOOVO X9」発売
株式会社オープンキューブ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:坂口信貴)から、日本製パーソナル3Dプリンタ「SCOOVO」シリーズの後継機「X9」が発売開始。
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主な特長 (プレスリリースはこちら)
実質世界最高クラスの高精緻な積層ピッチ
X9の積層ピッチは、最小で50ミクロン(0.05mm)です。高額な工業用3Dプリンタに迫るこの精緻な積層ピッチは、熱溶解積層方式のパーソナル3Dプリンタでは、実質世界最高クラスと言っても過言ではありません。X9は、量産製品の加工とほぼ同レベルの精度の実現によって、よりリアリティの高いプロトタイプの製作を可能にします。製作オブジェクトは、さらにダイナミックに
オブジェクトの最大造形サイズは、230×200×170mm(高さ×幅×奥行き)。これは従来モデル(C170)との容積比で、おそよ2倍に相当します。X9は、従来のパーソナル3Dプリンタでは難しかった大規模な造形を実現することによって、プロダクトデザインはもとより、キャラクターデザイン、建築デザインなど、幅広い分野での活用を可能にしています。エクストルーダ
X9のエクストルーダは、本体背面にセットされたフィラメントフィーダと造形エリアを縦横無尽に走るエクストルーダヘッドで構成されています。この分割構造によってもたらされたヘッドの小型軽量化は、反復稼動時に微妙に生じるヘッドのオーバーランを抑えるとともに、限られたスペースに大規模なオブジェクトの造形を可能にします。デュアルファン&ヒートシンク
エクストルーダヘッドのノズルの左右には、冷却性に優れる2つのファンとヒートシンクを装備し、ノズル内部の熱上昇によるフィラメントの詰まりを抑制しています。また、およそ10度の傾斜をつけたファンによって下方に押し出されたエアフローが、オブジェクトを即時冷却し、スピーディな造形をアシストします。ロック式アジャストスクリュー
細密なセッティングが要求されるベッドとノズルのクリアランス調整は、独自のロックナット付きアジャストスクリューがサポートします。ドライバー等の道具を必要とせず、指先で調整が可能なこの新機構が、従来モデルに比べ、より絶妙な調整を容易にし、煩わしい再調整の頻度も低減します。日本の精密部品を集結
X9の本体には、その構成のおよそ9割に日本製の部品を採用しています。いたずらなコストダウンを行わず、高い実績を誇る日本製の部品構成比率を上げることにより、X9は造形精度と信頼性を高めています。ABSとPLA
X9は、従来モデルで採用したPLAのほか、量産製品でも広く使われるABSのフィラメント(*1)にも対応することにより、個人での利用はもとより、本格的なモノづくりにおけるプロトタイプの製作にも適応します。また、X9の純正フィラメントは、高品質でありながら低価格でご提供しています。海外メーカーの3Dプリンタと比べてランニングコストが低いこともX9の特長です。
* X9対応の純正ABSフィラメントは、2014年4月の発売予定です。日本語ソフトウェアと日本語マニュアル
英語版ソフトウェアや英語版マニュアルをバンドルする海外製3Dプリンタに対し、X9は日本語のソフトウェア「SCOOVO Studio」と日本語の取扱説明書を付属。はじめて3Dプリンタをお使いになる方にも安心してお使いいただけます。安心の1年間無償サポート
X9には、日本製ならではの1年間無償保証を付帯。また、無償保証期間終了後も海外メーカー品に比べ、安価で迅速なアフターサポートをご提供します。(海外メーカー品の修理には、高額な国際運賃や長い修理期間を要すことが一般的です。また、保証が付帯しない製品も少なくありません。)SCOOVO X9 希望小売価格(予価)
- SCOOVO X9(本体):¥210,000-(税込 ¥220,500-)
- アクリルセーフティパネル(3点セット):¥12,200-(税込 ¥12,810-)
- 純正PLAフィラメント(1kg/ロール):¥4,743-(税込 ¥4,980-)
- 純正ABSフィラメント(1kg/ロール):¥4,743-(税込 ¥4,980-)~
発売予定日:2014年3月14日
販売先:オープンキューブ オンラインストア http://www.open-cube.co.jp/store/
SCOOVO X9 スペック
製品名(シリーズ名) | SCOOVO X9 | ||
型番(モデル番号) | SCV-X9-S | SCV-X9-BK | |
本体カラー | シルバー | ブラック | |
本体表面処理 | アルマイト (フロントパネル:ショットブラスト / カバー:ヘアライン) | ||
サイズ (本体) | 441×406×343mm (高さ×幅×奥行き) | ||
重量 (本体) | 約 16.5 kg | ||
主素材 | エクステリア | アルミニウム合金 (3.0mm / 2.0mm) | |
シャシー | スチール合金 (1.6mm / 1.2mm / 1.0mm / 0.8mm) | ||
副素材 | ステンレス合金等 | ||
ヘッド数 | 1 | ||
最小積層ピッチ | 0.05mm (50μm) | ||
最大造形サイズ | 230mm×200mm×170mm (高さ×幅×奥行き) | ||
サポート材除去方式 | ブレークアウェイ式 | ||
ファイルデータ転送方法 | USB2.0ケーブル | ||
造形マテリアル | PLAフィラメント (Φ1.75mm) / ABSフィラメント (Φ1.75mm) | ||
入力形式 (拡張子) | .stl | ||
対応OS | Windows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1 (32bit / 64bit対応) | ||
付属品 | USB2.0ケーブル | 1 (A-Bタイプ) | |
スプールホルダ | 1 | ||
PLAフィラメント | 1 (1.75mm / 1kg / ホワイト) | ||
SCOOVO Studio (プリント制御ソフト) |
1 (USBメモリ) | ||
テスト用3Dデータ (.stl) | 1セット (USBメモリ) | ||
取扱説明書(日本語) | 1 (USBメモリ) | ||
ハードウェア保証書 | 1 |
初期モデルでは良い意味でも悪い意味でも話題となったSCOOVOですが、国産機に対する期待も高い分、ネガティブな要素への反応は大きかったですね。今回の新型では旧モデルで問題となっていた部分がだいぶ改善されているようにも見えますが、いかがなものでしょう?
国産パーソナル3Dプリンタの先駆けとなった同シリーズ、今後の展開に注目ですね。
SCOOVOシリーズ NAVERまとめはこちら
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