QIDI、大型3Dプリンター「Plus5」を発表

高精度・高速・大型造形を実現し、幅広い材料に対応する新世代3Dプリンター「Plus5」

中国・深センを拠点に3Dプリンターの開発・製造を手掛ける QIDI は、より大きく、より高精度な造形と優れた操作性を実現した新型3Dプリンター「QIDI Plus5」を世界同時発売。初心者からプロフェッショナルまで幅広いユーザーを対象に、より身近で高品質な3Dプリント技術の提供を目指すとしている。

QIDI Plus5は、大型造形、高精度、高速造形、使いやすさを高いレベルで両立したFDM方式3Dプリンターで、従来モデルをベースに、本体構造や温度制御、ソフトウェア、安全性まで幅広く進化し、大型3Dプリントの新たなスタンダードとなる一台を目指して開発された。

設置スペースはそのまま、造形サイズを約18%拡大

QIDI Plus5は、造形サイズを320×320×300mmへ拡大しながら、本体サイズは従来モデルとほぼ同等に抑えられており、設置スペースを増やすことなく、約18%大きな造形容量を実現したことで、大型部品や複数のパーツを一度に造形でき、生産効率の向上にもつながる。

高剛性フレームが高精度な3Dプリントを実現

大型化に伴い、本体構造も大幅に強化された。高剛性フルメタルフレームに加え、高精度リニアレールや耐久性の高いタイミングベルトを採用することで、高速で動作しても振動やブレを抑え、長期間にわたって安定した造形品質を維持する。

さらに、ノズルがビルドプレートへ直接触れて測定する最新のオートレベリング機能を搭載。3Dプリントで最も重要な一層目の定着性を高め、造形失敗のリスクを低減する。

加熱と冷却を最適制御し、大型造形でも反りを抑制

大型モデルでは、材料の反りや変形が品質を左右する重要な課題となるが、QIDI Plus5には、第3世代となるアクティブチャンバー加熱システムを搭載し、チャンバー内を最大65℃まで加熱できるため、高温環境を必要とする材料でも安定した造形が可能となった。さらに、新開発のエクストルーダー冷却システムにより、プリントヘッド周辺の温度を適切に管理。ノズル詰まりや押出不良を抑え、長時間の連続造形でも安定した性能を維持する。

これらの温度制御技術により、PLAやABSだけでなく、PCやガラス繊維入りABS(ABS-GF)などのエンジニアリング材料を用いた大型3Dプリントでも、高品質な造形を実現する。

スマートフォンから簡単に3Dプリントを開始

QIDIは、新たな3Dモデル共有サービス「QIDI Maker」を公開。ウェブサイトやスマートフォンアプリから豊富な3Dモデルを検索し、そのままクラウド上で造形データを生成してプリンターへ送信できる。
これまで必要だった複雑なスライスソフトの設定を意識する必要がなく、スマートフォンだけで手軽に3Dプリント技術を体験できるため、初心者でも安心してものづくりを始められる。

AIと空気清浄機能で、より安心できる造形環境へ

QIDI Plus5は、安全性と使いやすさも強化されている。AIカメラが造形状況を常時監視し、「スパゲッティ現象」と呼ばれる造形トラブルを自動で検知するほか、複数の温度センサーによる制御や難燃性チャンバー構造を採用し、安全性を高めている。

ヒートベッドには最新世代のスマートステータスインジケーターを搭載しており、「スタンバイ」「準備完了」「造形中」など、プリンターの状態をひと目で確認できる。

さらに、G3プレフィルター、H12 HEPAフィルター、活性炭フィルターによる3段階の空気循環システムを搭載。造形時に発生するにおいや微粒子を低減し、より快適で安心できる3Dプリント環境を実現する。

発売記念キャンペーンも実施

QIDI Plus5は、2026年8月5日よりQIDI日本公式ストアで販売を開始する。日本国内在庫から順次出荷され、発売記念として既存QIDIユーザーには13,000円割引、新規ユーザーには8,000円割引に加え、フィラメント1kgをプレゼントするキャンペーンも実施される。

大型3Dプリンターの新たな選択肢として期待

QIDI Plus5は、大型造形、高精度、高速造形、簡単な操作性、安全性を一台に集約した最新の3Dプリンターである。大型3Dプリントをより身近なものとし、趣味から設計・製造現場まで幅広い用途で活用できる性能を備えている。
機械性能だけでなく、クラウドサービスやAIによるサポート機能も充実したことで、初心者からプロフェッショナルまで満足できる総合力の高い製品へと進化した。大型3Dプリンター市場において、3Dプリント技術の新たな可能性を広げる一台として注目を集めそうだ。


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