- 2025-11-26
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建設現場の人手不足・工期短縮・環境負荷低減を同時に実現する新たな選択肢
建設機械・産業機器・イベント設備などを総合的にレンタルする日本有数のレンタル企業である西尾レントオールは、ニシオホールディングスグループの一員として、Polyuseが開発した建設用3Dプリンター「Polyuse One」のレンタル提供を新たに開始した。レンタルによって建設現場でも最新の3Dプリンターと3Dプリント技術を手軽に導入でき、深刻な人手不足の解消、工期短縮、そして環境負荷の低減に貢献する。

建設用3Dプリンターは、コンクリートなどの材料を層状に積み重ねて立体構造物を成形する装置であり、従来の型枠を用いた工法と比べて、作業人数の削減や作業時間の大幅な短縮が可能となる点が大きな特長であり、3Dプリント技術を活用することで、材料の使用量を必要最小限に抑えることができ、廃材の削減やCO₂排出量の低減にもつながるため、環境負荷の少ない施工方法としても注目されている。

本サービスでレンタル提供される建設用3Dプリンターは、基礎フーチング施工時の残存型枠、金属施工時の残存型枠、折れ曲がり箇所用の水路側溝、河川用魚道、擬石模様の河川ブロックなど、従来は製作に多くの手間と時間を要していた構造物の製作に幅広く対応する。

利用方法は、プリンタ本体と製作スペースをセットで借りるオフサイト方式と、プリンタ本体のみを借りて自社が用意した場所で造形を行うニアサイト方式の2通りがあり、現場の条件や用途に応じた柔軟な運用が可能である。さらに、本体は大型構造物にも対応できる造形サイズを備えながら、据付や解体にかかる時間はわずか約5分と短く、キャスターによる移動も可能なため、現場での取り回しにも優れている。

3Dプリンターと3Dプリント技術の導入により、建設現場は省人化・短工期・高品質施工を同時に実現する新たな段階へと進みつつある。
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