3Dプリンタ関連企業の出展もあった大田区「試作市場」プチレポート
2014年5月末、大田区産業プラザPiOで開催された「大田区 試作市場」にお邪魔してきました。
当日は金属加工業など試作関連の事業者による出店がメインでしたが、丸紅情報システムズさんやイグアスさん等、3Dプリンタ関連企業からの出展も幾つかありました。
また、同期間中には「3Dプリンタクリエイティブコンテスト」なるものも開催されていましたが、こちらは作品内容も来場者の反応もイマイチでした。これは根本的なディレクションの問題ですね…。
ウェットブラスト技術による3Dプリンターモデル仕上げ用リムーバー「ラクリム 3D」
3Dプリンタ関連ブースの一角には、マコー株式会社さんも出展されており、「REPISH」(光造形機のサポート処理などに利用される洗浄機)の卓上版として「ラクリム 3D」を出品されていました。
ラクリム 3Dは7月リリース予定で、50万円程度で発売されるそうです。
サポート除去や洗浄にはかなり慣れが必要だと思いますが、コンパクトな卓上型になり、価格が大幅に下がったのは有難いですね。
当日少し触らせていただきましたが、REPISH同様、小さな造形品を仕上げるにはコツがいると思えるので、手袋の生地厚や研磨用粒子の選択など、関連ツールが造形品に合わせて組み替えられるようになると良いですね。
度々ご紹介しているミニチュア品など、非常に細く繊細な造形品を仕上げるには、微妙な指先の感覚や微細な噴射圧等のコントロールが重要なので、そういった用途に特化した製品などもリリースされると良いなぁ、と勝手に期待していますw
先日キーエンスのアジリスタについてのユーザーレポートをお伝えしましたが、アジリスタで造形したモノをこちらの機材で洗浄したらどうなるのか?ちょっと試してみたいですね。既にお試しの方がいらっしゃれば、色々と意見交換させていただきたいところです。
マコーさんの3Dプリントモデル仕上げツール特設サイトはこちら
ラクリム 3D 基本仕様
寸法 : 470(W)×514(D)×562(H)mm(装置本体)
最大ワーク寸法 : 200(W)×150(D)×150(H)mm
質量 : 20kg
ガン : φ3.4 スポットガン
電源 : AC100V, 単相50/60Hz
エア供給圧力 : 0.5MPa以上、 0.7MPa以下
エア消費量 : 135L/min (NTP、φ3.4 スポットガン使用、ブラストエア圧0.4MPa時)
使用研磨材 : 専用プラスチック研磨材
お問い合わせはこちら
参考:レピッシュ操作映像
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