日刊工業新聞 2014年3月7日記事より http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1520140307aaav.html
採択された企業や団体に偏りが無いと良いですね。政府系プロジェクトには「なぜこのプロジェクトに、あの分野の専門家が居ないのだろう?」と思えることが多々ありますが、今回はどうなのでしょう?
技術の追求は当然のことですが、プリンタを取り巻く様々な要素にも注力して欲しい部分です。ブランディング・インタラクションデザインを得意とする弊社としては、開発された高度な技術を活かすための意匠性、演出など、見せ方がとても重要と考えています。関連する様々なビジネスサービスの追求含め、新しいビジネスモデルの開発・構築はとても大切です。素晴らしい技術を持っていても、それを活かす手法があまりにもお粗末な場合が多いのですが、この辺りのディレクションはどこは実施するのでしょう?海外メーカーに大きく溝をあけられているのは、こういった面への配慮が欠けているのは否めません。優秀な国産機を輸出するには、ハード・ソフト両面と先々を見据えたビジネスモデルの開発など、あらやる側面からのアプローチが大切ですね。この分野、ウチにやらせて欲しいなぁw
経産省、3Dプリンターの国家開発プロに30社・団体採択-産業用で国産機開発へ
経済産業省は金属粉末を積層造形する産業用3Dプリンターの国家開発プロジェクトに、産業技術総合研究所や近畿大学、東北大学、東芝、三菱重工業、日本電子など30社・団体を採択する。同プロジェクトは2014年度から5年間の予定で、共同開発で20年にも商品化させる。初年度の開発予算は約37億円で、電子ビームとレーザービームの両方式で進める。従来の欧米製より製品精度で5倍、造形速度で10倍とし、価格は5000万円以内を目指す。
経済産業省は開発受託先を公募し、このほど30社・団体と素形材センターのグループを採択。30社・団体は技術研究組合を近く設立する。14年度当初予算が成立した後、スタートさせる。試作中心だった3Dプリンターを進化させ、少量生産に使えるようにする。プロジェクトはビーム光源や積層造形装置、原料金属粉のメーカーや顧客となる航空・宇宙、医療機器、自動車関連メーカーを含む「“オールジャパン”の体制で世界最高水準の装置開発に挑む」(大学関係者)。
2方式のうち現在主流のレーザー方式の最終目標は、製品精度がプラスマイナス20マイクロメートル、造形速度が毎時500cc、最大造形サイズが1000ミリメートル角×600ミリメートル。16年度の中間評価時に製品精度でプラスマイナス50マイクロメートル、造形速度で毎時250cc、造形サイズで500ミリメートル角×400ミリメートルを目指す。
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