マクラーレン、新型車に3Dプリント技術を採用

マクラーレン、ダイバージェントとの協業し新型ハイパーカー「W1」のサスペンションに3Dプリント技術を採用

英国の高級スポーツカーメーカー McLaren(以下 マクラーレン)は、デジタル工業生産システムを開発する米国企業 Divergent Technologies, Inc.(以下 ダイバージェント)と協業し、新型ハイパーカー「McLaren W1」のサスペンションに、ダイバージェントの3Dプリント技術を正式に採用したことを発表した。この発表は、両社が共同で開発したサスペンションが既存の技術の枠を超え、複雑な構造と高い性能を実現したことに対する評価と、ダイバージェントの独自技術の認知を目的としている。

「McLaren W1」は、「F1」および「P1」の後継車として今月初めに発表されたばかりのハイパーカーで、F1からインスパイアされたフロントサスペンションをエアロセルのカーボンファイバー製モノコックに直接取り付けている。

3Dプリント技術で製造されたサスペンションシステムは、フロントアッパーウィッシュボーン、空力フォルムのロアウィッシュボーン、およびフロントアップライトなどを含んでおり、これらは耐久性と剛性を最適化するために設計されている。特にフロントウィッシュボーンは外部からも視認でき、ダイバージェントが製造した重要なパーツとなっている。

この革新的な設計と製造プロセスにより、マクラーレンのエンジニアは設計の迅速な改良が可能となり、「W1」の構造サスペンションパーツの開発が大きく前進。これにより、「W1」は驚異的な車両性能とドライバー体験を提供することができるようになった。


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