前田技研、廃棄素材と3Dプリント技術を活用した新世代インテリアを発表
3Dプリンターを活用したインテリアブランド「孚美(FūūBi)」を展開し、環境に配慮した家具づくりを通じて持続可能な社会の実現を目指す前田技研は、2026年6月2日から4日に東京ビッグサイトで開催されるオフィス・インテリア展示会「オルガテック東京2026」に出展。今回の展示では、「ENTERRING A NEW PHASE(新たな段階へ)」をコンセプトに掲げ、3Dプリント技術と異素材を組み合わせた新しい家具シリーズを発表する。

近年、家具業界では環境負荷の低減や資源の有効活用が大きな課題となっている。その中で孚美は、3Dプリンターによる製造技術を活用し、従来は廃棄されていた素材や自然由来の材料を家具へと生まれ変わらせる取り組みを進めている。

孚美の特徴は、デザイン性だけではなく、製造に3Dプリント技術を採用している。3Dプリントは必要な部分だけを造形するため、切削加工などに比べて材料ロスが少なく、製造時の廃棄物削減につながる環境配慮型のものづくりを実現している。また、不要になった家具を再び原料へ戻し、新たな製品へ再生する循環型の仕組みにも取り組んでいる。大量生産・大量廃棄ではなく、素材を繰り返し活用するサーキュラーエコノミーの考え方を家具づくりに取り入れている点も大きな特徴である。

展示されるスツール「MUTSU」は、廃棄されるスギの間伐材と樹脂を組み合わせた素材や、海洋や土壌の微生物によって分解される生分解性素材を使用して製造されている。さらに、3Dプリンターならではの自由な造形技術によって、従来の加工方法では難しかった滑らかな曲面デザインを実現。環境性能だけでなく、インテリアとしての美しさや快適性も追求している。

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