環境素材×3Dプリンターで空間表現革新

環境配慮型素材と3Dプリント技術で実現した革新的空間造形プロジェクト

3Dプリント技術を核に、デザインの具現化から製造まで一貫して支援するものづくり企業である ExtraBold は、カーデザイナー山本卓身氏が「TOKYO ROOMS」展に出展する作品の制作において、トヨタ車体の環境配慮型材料「TABWD®(タブウッド)」を用いた造形を担当。
本プロジェクトでは、デザインイメージの3Dデータ化から大型3Dプリンターによる製作まで、すべての工程を一貫して担っている。

「TOKYO ROOMS」展は、空間・家具・プロダクトを横断した新たな表現を提示する展示企画で、山本氏は「壁から隆起する棚」というコンセプトのもと、空間の中で創造が生まれる瞬間を表現する作品を制作。この独創的なアイデアを実際の形として成立させるために、3Dプリント技術が重要な役割を果たしている。
今回の取り組みでは、まずデザイン段階のイメージを、実際に造形できる3Dデータへと変換。単純なモデリングではなく、大型3Dプリンターでの製造を前提とし、分割設計や接合構造、設置時の組立性まで考慮した設計が行われた。また、造形時に発生する可能性のある変形リスクも事前に検証し、最適な形状と構造が導き出されている。

製作には、ExtraBoldが保有する大型3Dプリンター「EXF-12」と協働ロボット型3Dプリンター「REX-BUTLER」が活用された。EXF-12は最大1700×1300×1000mmという大規模な造形エリアを持ち、大型作品の制作を可能にする装置である。一方、REX-BUTLERは柔軟な動作が可能なロボット型の3Dプリンターであり、複雑な形状の造形にも対応できる。この2つの装置を組み合わせることで、効率と精度を両立した製作が実現された。

さらに、本作品では環境配慮型材料である「TABWD®」を採用。この素材は木質由来の自然な風合いと、樹脂としての加工しやすさを兼ね備えており、従来の素材では難しかった質感表現を可能にする。また、3Dプリンターとの相性も良く、デザイン性と環境性能を両立した新しいものづくりの可能性を示している。


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