- 2017-11-14
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従来の金属3Dプリント技術の100~1000倍高速に金属部品を生成する3Dプリンタ『LightSPEE3D』
オーストラリアの3DプリンタベンチャーSPEE3Dは「Supersonic 3D Deposition(以下 SP3D)」と呼ばれる超音速3D蒸着技術を使用した工業グレードのメタル3Dプリンタ『LightSPEE3D』3Dプリンタを発表した。
特許取得済みの超音速3D蒸着(SP3D)技術を採用したLightSPEE3D 3Dプリンタは、ノズル先端から微細材料を超音速で噴射し、ロボットアームに取り付けられたビルドエリアに材料を堆積。
この技術により、従来のメタル3Dプリント技術の100~1000倍高速で金属部品を生成することができる。
ロボットシステムを使用して造形台をコントロールするLightSPEE3D 3Dプリンタは、生成されるプリント部品から一定条件内でサポート構造の必要性を排除する。
SP3D技術は、金属部品の生成を分単位で実行するため、プロトタイプ1個から10,000個単位の量産金属部品まで、簡単に3Dプリントすることが可能となる。
LightSPEE3D 3Dプリンタに関する詳細は未だ公開されていないが、同社は現在ドイツ・フランクフルトで開催中のformnext 2017でこの3Dプリンタを展示している。
LightSPEE3Dの主な特徴
- 高速&低コスト
従来の金属3Dプリントで$3,000/造形時間100時間を要していた自動車部品を、わずか$30/造形時間20分で生成する。 - 銅とアルミニウム材料に対応
- サポートなしで45度のオーバーハングをプリント可能
- STLフォーマットに対応
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