- 2015-6-15
- 最新情報
- 3DPrinter, 3DPrinting, 3Dプリンター, 3Dプリンティング, Autodesk, Carbon, CLIP, CM, Legacy Effects, Movie, SLA, テクノロジー, ハリウッド, 光造形, 映画
Legacy Effectsによる超高速3Dプリント技術Carbon3D CLIPテクノロジー活用事例
繰り返しお伝えしている超高速SLA3Dプリント技術「Carbon3D」のCLIPテクノロジーに関してですが。
今回ご紹介するのは、ハリウッド映画の小道具製作など手掛けるメジャープロダクションLegacy Effectsによる事例の紹介です。
Legacy Effectsは、ハリウッド映画「アバター」「パシフィック・リム」「アイアンマン」などのビッグタイトル向け小道具やVFXを手掛ける大手プロダクション。同社が今回手掛けた保険会社CMに登場するフィギュア原型製作において、Carbon3DのCLIP技術が活用されたようです。
以前の記事でもご紹介した通り、Legacy EffectsではStratasys Connexシリーズなど、Polyjet技術をベースとした3Dプリンタやハイエンドな光造形機を活用していますが、これら従来型の3Dプリンティングにおける造形時間の問題をクリアするため、Carbon3DのCLIP技術に注目しています。
短時間造形可能なメリットは非常に大きく、例えば今回のようなCM撮影においては、本撮影前に造形物の仕上がり確認~修正・変更等が短時間で対応できるため、撮影スケジュールに影響を与えずにスムーズに本番作品の準備が可能になります。従来の造形手法では、物理的な限界から数時間~数日要していた造形に対し、Carbon3D技術を利用することで、数倍の時短が可能になるのです。
実際に今回の案件では、30程度のプロップ造形に掛けられる時間が限られており、Carbon3DのCLIP技術のメリットを有効的に活用できた事例かもしれません。
Joseph M. DeSimoneによるTED2015スピーチ
Joseph M. DeSimone(CEO & Co-Founder)によるTED 2015でのスピーチでは、登壇中に3Dプリントの実機デモが行われています。僅か10数分の間に、デモ映像でも度々登場するメッシュ形状サンプルが造形されていきます。
改めてみると、本当に早いですねぇ
Carbon3D関連記事
- 従来の25-100倍の速度を実現した革新的光造形技術が登場
- 超高速3DプリントCarbon3Dに強力助っ人が参加
- 3Dプリント技術Carbon3Dに1000万ドルの投資
- 映画「パシフィック・リム」で利用された小道具がオークション出品
最新情報をお届けします
Twitter でid.artsをフォローしよう!
Follow @idarts_jp