エンジニアを目指す学生の登竜門となる国際デザインアワード「ジェームズ ダイソン アワード」が2014年度作品募集を開始
ダイソンの教育慈善団体「ジェームズダイソン財団」は、2014年度の「ジェームズ ダイソン アワード」(JDA)の作品募集を開始しました。今年度より国際最優秀賞の賞金が3万ポンド(約510万円)となり、よりスケールアップされました。
【応募資格】
ジェームズダイソンアワードは、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、日本、韓国、マレーシア、オランダ、ニュージーランド、ロシア、シンガポール、スペイン、スイス、イギリス、アメリカでプロダクトデザイン、工業デザイン、エンジニアリングを専攻する大学生・大学院生または卒業後4年以内の卒業生を対象としています。
チームでの応募も可能です。ただしその場合、大学でプロダクトデザイン、工業デザイン、エンジニアリングを専攻しているかまたは過去4年以内に専攻していた方が少なくとも1名いることを条件とします。登録プロセスにおいて、そのメンバーを「チームリーダー」としてください。その他のチームメンバーは、上記の国のいずれかの大学に在学中(または卒業後4年以内の卒業生)である必要があります。個人での応募もチームでの応募も、全員に在学あるいは卒業を証明する書類の提出が必要です。
【課題】
問題を解決するものをデザインしてください。
募集要項はとてもシンプルです。求めているのは常識にとらわれず独自の考え方によって、より良い機能を持つ製品を生み出すデザイナーや、反復的なデザインプロセスを追求するエンジニアです。見た目は開発の余地があるデザインであっても、機能的には完成度の高い試作品。明確な目的を果たす作品。製品化を視野に入れており、さらに持続可能性を念頭に置いてデザインされた作品を求めています。
【表彰内容】
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国内最優秀賞者
£2,000(約34万円) ジェームズ ダイソン アワード賞状 -
国際準優秀賞者
£5,000 (約85万円) ジェームズ ダイソン アワード賞状 -
国際最優秀賞者
£30,000(約510万円) 学生またはチームへ£10,000 (約170万円)
大学関係者へジェームズ ダイソン アワード賞状
【日本国内審査員】
デザインエンジニア 田川欣哉
フリージャーナリスト 林信行氏
2013年度受賞作品「Handie」
当サイトでも度々ご紹介した2013年度受賞作品「Handie」(過去の関連記事はこちら)
日本人として国際準優勝の偉業を達成した「Handie」は、東京大学大学院OBの山浦博志さん、近藤玄大さん、千葉工業大学大学院OB小西哲哉さんによって生まれた作品。機能の限定や3Dプリンターを活用し、生産コストを軽減した3Dプリント義手。
彼らに続く作品が日本人によって生まれるか?今年もおおいに注目したいですね。
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